KNB北日本放送

写真拡大

中東情勢の緊迫が続く中、エブリイでは県内への影響をシリーズでお伝えしています。県内の銭湯や温浴施設では、燃料の重油が値上がりし、経営を圧迫しています。店を守るための様々な動きを取材しました。

吉田記者
「地域住民の生活インフラとなっている銭湯。こちらの店では、定休日を増やすなど、存続させるために対策を講じています」

高岡市にある銭湯「憩の湯」です。

店に貼られていたのは、今月から定休日を増やすことを知らせる案内です。

中谷健太郎さん
「ずっと週1の休みで火曜日を休みだったが、5月から土曜日も休みにして週休2日にしている。なんとか経費削減できないかというところで、苦渋の決断ではあるが、お休みを1日増やさせてもらった」

この銭湯では、湯を沸かす燃料に重油を使っていますが、中東情勢が緊迫化した3月ごろから価格が高騰しました。

月に3000リットルも使うため、値上がりの影響が重くのしかかっています。

中谷健太郎さん
「今までは1000リットル配送で、1リッター90円くらいが続いていたので9万円だったが、今値上がりをしてリッター130円くらいになったので、1回の配送で13万円くらいに。4万円くらいは10日で経費上がっている。月だと12万円くらい」

一方、銭湯の入浴料金は一律に定められているため、重油の値上がり分をすぐに料金に転嫁することはできません。

地域で80年にわたり親しまれてきた憩いの場所を残していくため、中谷さんは定休日を増やすという苦渋の決断をしました。

中谷健太郎さん
「ひとり暮らしの高齢者も、ここに来れば仲間と話ができるということで楽しみに足を運んでくださっているので、そういった場はいつまでも続けたい。続けるためにも週休2日をご理解いただければ」

中谷さんは、中東情勢の混乱が早く収まることを願っています。

中谷健太郎さん 「一日でも早く落ち着いて、難しいかもしれないが、前の状況に早く戻ってほしい」