ブライトンの三笘薫 Photo/Getty Images

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プレミアリーグの優勝争いが佳境を迎える中、VARが順位表に与えている影響が大きな議論を呼んでいる。『SPORTbible』が伝えている。

直近のウェストハム戦では、アーセナルが試合終了間際に同点弾を浴びたかに見えたものの、VAR介入によってダビド・ラヤへのファウルが認められ、ゴールは取り消しに。アーセナルは1−0で勝利を収めた。この判定は世界中で議論を呼び、タイトル争いだけでなく、残留争いや欧州出場権争いにも大きな影響を及ぼしている。

スポーツ統計サイト『AceOdds』の調査によれば、今季のアーセナルはVARによる恩恵を比較的大きく受けているクラブの一つだという。もしVARが存在しなかった場合の“仮想順位表”では、アーセナルの勝ち点は現在より少なくなり、未消化試合を残すマンチェスター・シティが実質的な首位に立つ計算になるようだ。同データでは、アーセナルはリーグ内で3番目にVARの恩恵を受けているクラブとされており、現在の独走状態も変化していた可能性がある。

一方で、“不利益”を受けているとされるのがブライトンやボーンマスだ。VARがなければ、両クラブは現在よりも多くの勝ち点を積み上げており、チャンピオンズリーグ出場権争いでさらに上位につけていた可能性があるという。三笘薫を擁するブライトンにとっては、欧州最高峰の舞台がより現実的な目標になっていたかもしれない。

さらに残留争いでも、トッテナムやノッティンガム・フォレストの立場が現在とは大きく異なっていた可能性が指摘されている。判定基準の曖昧さや一貫性の欠如で批判を集めるVARだが、その影響は想像以上に順位表へ反映されているようだ。

「誤審を減らす」という目的で導入されたVARだが、一部では特定クラブを利しているとの見方も根強い。判定基準への不信感が残る限り、どれだけ技術が進歩しても議論が消えることはないだろう。シーズン終了時、この“VARの影響”が最終順位にどのような形で表れるのか、最後まで注目が集まりそうだ。

VARが存在しなかった場合の“仮想順位表”は以下の通り。なお、括弧内は現在の実際の順位との差を示している。

1: アーセナル - 74ポイント

2: マンチェスター・シティ - 73ポイント

3: マンチェスター・ユナイテッド - 65ポイント

4: ブライトン(+3)- 60ポイント

5: ボーンマス(+1)- 60ポイント

6: アストン・ヴィラ(-1)- 60ポイント

7: リヴァプール(-3)- 59ポイント

8: エヴァートン(+2)- 51ポイント

9: フラム(+2)- 48ポイント

10: チェルシー(-1)- 47ポイント

11: ブレントフォード(-3)- 47ポイント

12: ニューカッスル(+1)- 45ポイント

13: リーズ(+3)- 44ポイント

14: サンダーランド(-2)- 42ポイント

15: トッテナム(+2)- 41ポイント

16: クリスタル・パレス(-1)- 40ポイント

17: ノッティンガム・フォレスト(-1)- 37ポイント

18: ウェストハム - 36ポイント

19: バーンリー - 24ポイント

20: ウルヴァーハンプトン - 20ポイント