中国V→「卓球台乗り」で物議の男子は「内向的性格」 なぜ行動?背景に王者の「プレッシャー」地元メディア
世界選手権団体戦
卓球の世界選手権団体戦は現地10日、英ロンドンで男子・女子の決勝が行われ、日本はともに銀メダルを獲得した。優勝した中国には及ばなかったものの実力を示した今大会。他国の選手が勝利の喜びを表現する際に、卓球台に上がるシーンが見られた。中国メディアは、男子決勝で優勝を決めた林詩棟の行動について紹介。本人の想いも伝えている。
最初に物議を醸したのは女子準々決勝。フランスを下したルーマニアの5人が、勝利後に卓球台に立った。国際卓球連盟(ITTF)が「ルーマニアにとって、ITTF世界選手権ロンドン2026の準決勝進出を決めた、感動的な道のりだった」として、実際の写真を公開。ファンの間に波紋が広がった。
さらに男子決勝では、第3試合で戸上隼輔に3-1で勝利し、優勝を決めた林詩棟が同じく卓球台に上がった。握手を交わして健闘をたたえ合った後、シューズを履いたまま飛び乗った。両手を突き上げ、ユニホーム左胸についた中国国旗を指さしてアピール。観客の歓声に応えていた。
日本ではまず見られない光景。これらの行動にはネット上で疑問の声が上がった。中国メディア「新浪体育」も「この行為は推奨されるべきものではない」としつつ、「この試合は最後の試合であり、他に与える影響もない。彼にとってこの行為は、たまりにたまった気持ちの放出だった」と理解を示していた。
中国メディア「SOHU」によると、林詩棟は普段「内向的」な性格だという。そんな男が卓球台に飛び乗ったほか、王皓監督の胸に顔をうずめて涙し、感情を爆発させたと伝えた。
同メディアはこの背景として「この1年、成績が安定せず、世界卓球のメンバーに選ばれた後も、その選出についてファンやメディアから疑問の声があがっていた。実際に試合が始まってからも林詩棟の戦績は満足のいくものではなく、準決勝では0-3でルブラン(フランス)に完敗した」と紹介。決勝で優勝を決めたことで「何日も抱えていたプレッシャーから解放されたのだ」と、歓喜が爆発したと見ているようだ。
林詩棟は「チームの指導者に感謝したい。私は準決勝で敗れたのに、監督はそれでも私を信頼して、私を選び、決勝戦に出場させてくれた」と感謝したという。
(THE ANSWER編集部)

