“すっぴんブス男”が絶世のイケメンに…はてにゃん(31)を変身メイク系インフルエンサーにした“母が突きつけた残酷な事実”
SNSを開けば、メイク前後の変貌ぶりを競う「ビフォー・アフター」動画が溢れている。整形に頼らず、メイク道具一つで理想の顔を手に入れる様子は、見る者に驚きと、自分も変われるかもしれない、という希望を与えてきた。
***
誰か嘘だと言って〜!「国宝級顔面」→「衝撃のブスすぎる素顔」がコチラ!ファン必見・メイク有はてにゃんの「最新無加工フォト」も
そんな幾多の配信者がしのぎを削るビフォー・アフター界において、頂点に君臨するのが、SNS総フォロワー数575万人超を誇るインフルエンサーの「はてにゃん」(31)だ。
画面に映し出されるのは、驚くほど整った美形男子。しかし次の瞬間、同一人物とは信じがたい衝撃のすっぴんが晒される。その差は、まさに別人――。視聴者を絶句させるほどの圧倒的なギャップこそが、彼がこれほどまでに支持される最大の理由だろう。

男性がメイクをすることが身近になった令和の今、はてにゃんはその常識を最前線で作り上げてきた一人といえる。彼はいかにして唯一無二の存在となったのか。その波乱に満ちた半生に迫る。
“モテたい”一心から独学でスタート
神奈川県相模原出身のはてにゃんが初めてメイクの世界に触れたのは、14歳の時だった。きっかけは、多感な時期ゆえの切実な悩み……そう、「モテたい」という一心からだった。
「お年頃なのに、まったくモテなかったんです。なんとかしたくて、母親に『どうしたらモテるかな?』と相談したら、返ってきたのは『顔がカッコよければモテるんじゃない』という身も蓋もない一言(笑)。でもそれが美容に目覚めるきっかけになりました」
母からもらえるだろうと予想していた答えは「足が速かったら」「話が面白かったら」……中2男子にとって“モテ要素”といえばそれくらいだと思っていた。しかしこの瞬間、彼は初めて「顔の重要性」を突きつけられたのだ。母の助言に従い、まずは手始めに眉を整えることからスタートした。
「母に眉をカットしてもらい、アイブロウペンシルで描いてもらったのが、僕の人生の初メイクでした。自分ではそれほど変化を感じなかったのですが、登校すると先生や周囲の反応がめちゃくちゃ良かった」
その成功体験が、彼をメイクの道へ駆り立てた。とはいえ当時、2010年頃はまだメイクをしている男性などほとんどいなかった時代。
「メイク男子といえばビジュアル系バンドの人たちくらいでしたね。ViViDのボーカル、SHINくんはその時代に唯一憧れたメイク男子。彼に近づけるよう、MVなどを繰り返し見てひたすらメイクを勉強しました」
地元のドラッグストアでコッソリ買ったアイプチで二重を作った。それから、ハイライトやシェーディングで顔に立体感を持たせる技を学んだ。コンプレックスだった「高め位置の眉」は全剃りして目に近い並行眉に……。ひとつずつ、独学で自分の「理想の顔」を目指し、試行錯誤を重ねていく。そんな日々の中、運命を変える出来事があった。
「その頃、“お兄系”と呼ばれたジャンルのファッション誌『メンズナックル』で読モ募集があった。定員は3名……僕は3位に滑り込み、モデルデビューを果たしたんです」
メイクで大きく人生が変わっていく瞬間だった。
メイクで拓けた新しい道
中学を卒業すると、夜の街・歌舞伎町へと足を踏み入れ、ホストとしてのキャリアをスタートさせた。
「中学時代は勉強が苦手だったので、卒業したら働こうと決めていました。ただ、地元では就職先といえば工場くらいしかなくて……。そんな時、メンズナックルのカメラマンさんに紹介されたのがホストだった。最初は夜職への偏見もあって迷いがあったのですが、体験入店してみたら意外にも肌が合って。この世界でやってみようと思いました」
やるからには、常に全力投球。歌舞伎町のホストという弱肉強食の世界に身を投じるやいなや、そのパーフェクトなメイクで瞬く間に頭角を現し、1年足らずで月1,600万円の売り上げを叩き出すナンバーワンへと上り詰めた。
「この時にお金の動かし方や接客のスキルを培って、20歳のときに独立してバーの経営を始めたんです。そこで、『一人でもお客さんを増やしたい』という思いから、ウケを狙って集客目的のYouTubeを始めたところ、たまたまそれが大当たり。お店よりも個人としての発信に力を入れていったら、インフルエンサーになっていった感じです」
“美貌のメイク男子がすっぴんを晒し、メイクを教える”というコンセプトは2016年当時にもインパクトがあった。いまも人気の「非モテ男子が“垢ぬける”動画」の原型を作ったのが、はてにゃんなのかもしれない。
夢だった芸能の仕事も
現在、すっぴんからの劇的なビジュアル変化や、そのギャップを逆手に取った「すっぴんドッキリ」は、彼のSNSの鉄板ネタとして、投稿のたびに爆発的な反響を呼んでいる。その勢いはネットの枠を超え、2017年には『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に出演し、2022年からは東京MXテレビでの準レギュラーに起用されるなど、タレントとしても活躍している。
活動の幅はさらに広がり、2020年に仲間たちとインフルエンサー・バンド「めくるめく」を結成し、はてにゃんはギターを担当。今年の4月に鳥取で開催された「SAKYOU FES.2026」では、シェネルや愛内里菜、DJ KOOといった錚々たるアーティストと共演を果たした。7月には沖縄でのフェスの出演も控えているという。
「この先も、美容系クリエイターとしての活動を右肩上がりで続けていくことが僕の願いです。ただ、メイク一本だけではいずれ限界が来る。だからこそ、音楽活動など新しい挑戦も並行して行ってアップデートを続けています」
芸能人になることは、昔からの夢だったと話す。その夢の原点は、14歳の時に自分を変えるために始めたメイクだった。
「メイクを覚える前は、モテない自分に自信をもてず、女性と目を合わせて話すことさえできませんでした。実はいまも、すっぴんの自分は人権ないくらいに思っていますが(笑)。でも、僕は化粧を覚えた。メイクで顔を変えられるようになってからは、『モデルや芸能人のような憧れの世界に挑戦してもいいんだ』と、自分の可能性を信じられるようになったんです」
「メイク」という武器を手に入れたことで、人生を切り拓く自信や覇気をも手に入れた、はてにゃん。
続く後編記事【「男の化粧は令和のマナー」チート級メイク術の美男子が説く“すぐに清潔感が爆上がりする2アイテム”】では、なぜ今、男性にもメイクが必要なのか。さらに、「ここを変えるだけで劇的に好感度が上がる」という即効テクニックまで、化粧で人生を変えた彼に、令和のメイク論を直撃する。
デイリー新潮編集部
