「高性能な電動歯ブラシを使えば、歯をきれいに磨ける」――そう考えて上位モデルの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

今回は「電動歯ブラシは高性能なモデルほどきれいに磨ける」という噂について、22歳から49歳までのマイナビニュース会員400名にアンケートを実施しました。その結果、本当だと思う方が56%、嘘だと思う方が44%となりました。

回答者の声を見ると、「上位モデルに変えて汚れ落ちが実感できた」と信じる方がいる一方、「結局磨き方次第では」と懐疑的な声も見られました。

では実際のところ、どうなのでしょうか。歯科医師の熊谷靖司先生にお話を伺ったところ、「清掃効果を決めるのは機種ではなく使い方」という答えが返ってきました。

性能よりも「使い方と習慣」が結果を左右する

熊谷先生によると、上位モデルは振動や回転の精度が高く、圧センサーやモード切替などの機能も充実していますが、歯面に正しく当てられていなければ本来の性能は発揮されないそうです。逆に、シンプルな機種でも正しく使えば、高い清掃効果が得られるといいます。

フロスや歯間ブラシとの併用で効果が高まる

歯と歯の間や奥歯の細かい部分は電動歯ブラシだけでは取り切れないことも多く、フロスや歯間ブラシとの併用が不可欠だと熊谷先生は指摘します。一定の順番で磨く習慣や、十分な時間をかけることも仕上がりに大きく影響するそうです。

電動歯ブラシはあくまでセルフケアを支える補助ツール。正しい知識と継続的な習慣があってこそ、その価値が最大限に発揮されます。



○熊谷 靖司(くまがい やすし)

1994年、鶴見大学歯学部を卒業後、東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第一講座に専攻生として入局。1996年には同講座の医局員となる。1997年4月より渋谷区の若林歯科医院に勤務し、臨床経験を重ねた。2000年9月に同院を退職し、同年10月、中野区に熊谷歯科医院を開業。



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