世界的冬季スポーツ観光地の整備が加速 中国吉林省

【新華社長春4月22日】中国東北地域にある大型スキー場がこのほど、相次いで2025〜26年冬季シーズンの営業を終了した。吉林省にある北大湖スキーリゾートや中旅松花湖リゾート、吉旅万峰通化スキーリゾートはいずれも今シーズンの来場者数が100万人を突破して過去最高を更新、中国東北地域の冬季スポーツ産業が力強く発展していることを示した。
北大湖スキーリゾートは清明節の連休(4〜6日)明けに営業を終了。160日余りの営業期間中に延べ120万人以上が訪れた。これは同リゾートにとって過去最多の来場者数で、100万人を超える来場者は2年連続となった。
ハード面の高度化からサービスの質的向上、イベント開催から文化・観光の融合に至るまで、同省の冬季スポーツ産業は革新と発展を続けている。現時点で省内にはゴンドラ・ロープウエーが33基、国家級スキーリゾートが5カ所あり、スキー客数は全国でもトップクラスとなっている。
今シーズンは長春万達茂や肆季南河粉雪世界、長白山恩都里街区などのスキー場が新たに運営を開始。長春市にある雪と氷のテーマパーク、長春氷雪新天地がさらに高度化、累計来場者数は前シーズン比28.9%増、売上高は9.9%増となった。

同省文化・観光庁の孫光芝(そん・こうし)庁長は「2025〜26年冬季シーズンに吉林省は第9回吉林氷雪産業国際博覧会(雪博会)や新シーズン開幕式など、各種雪氷イベント800件余りを無事に開催し、雪氷消費市場を効果的に活性化させた」と語った。カード決済大手、中国銀聯(ユニオンペイ)傘下で決済システムを運営する銀聯商務のビッグデータを用いた試算によると、2025〜26年冬季シーズンの同省全体の観光客数は前年同期比16.1%増の1億9700万人、観光客の総支出額は15.7%の増の3414億元(1元=約23円)となっている。
専門家は、中国東北地域の三大スキー場が同時に「100万人級クラブ」入りを果たしたことは、同地域の氷雪産業の規模が拡大し、質の高い発展という新たな段階に入ったほか、世界的な氷雪観光地へと急速に歩みを進めていることを示していると指摘した。(記者/李典、王帆)
