AIを活用し、樹木の状態を確認する都職員(17日、砧公園で)

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 東京都は17日、倒木が相次いでいる都立砧公園(世田谷区)で、AI(人工知能)を使った樹木の診断を試験的に始めた。

 都は園内の約5000本の点検を進めており、AIを活用することで作業の効率化を図る。

 AIはタブレット端末に搭載され、撮影された樹皮の画像などから、「至急の専門家確認」「要専門家確認」「経過観察」「概ね健全」の4段階で判定する。専門家の確認が必要な場合は、樹木医による診断につなげるという。

 この日、都の職員らが園内のサクラやコナラの幹や根などを端末で撮影し、樹木の状態を確認した。

 同公園では3月以降、倒木が相次ぎ、けが人も出ている。都は今月9日から都立公園や学校、都道にある3メートル以上の樹木の緊急点検を開始した。都によると、砧公園では16日までに計236本を点検。このうち57本に倒木の恐れがあり、今後伐採を進めるという。

 都の担当者は「点検できる職員の数には限りがある。AIによって作業をスピードアップさせたい」と話した。