ナインを迎えるモレッタら(撮影・飯室逸平)

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 「阪神2−1中日」(17日、甲子園球場)

 雪辱の舞台で球場の熱気を増幅させた。阪神はダウリ・モレッタ、ラファエル・ドリス、岩崎優投手の“ブルペントリオ”が中日打線の反撃を封じ込め、薄氷の白星を支えた。

 まずは同点の七回に登板したモレッタだ。1死から内野安打を許すも、田中と代打・大島を寸断した。打者4人全員を2球で追い込むテンポの良さで、直後の勝ち越しをアシスト。「監督に言われたところで準備して貢献できるように。それしか考えてない」と話す殊勝な助っ人は今季2勝目、甲子園初勝利をゲットした。防御率1・00で奪三振率は12・00。藤川監督は「数字を見れば十分な働き」と評価した。

 1点リードの八回はドリスが三者凡退で、岩崎にバトンをつないだ。左腕は1死一塁から代打・阿部を遊ゴロ併殺に料理して、試合を締めた。14日・巨人戦では1点リードの八回にモレッタが同点弾を浴び、同点の九回は岩崎が勝ち越し打を献上していた。

 経験豊富な守護神は「気持ちの部分をもう一回整理して。点を取られるわけにいかないし、またこうやってゼロを積み重ねていけたら」と意地を込めて5セーブ目を挙げた。石井、及川の両輪を欠く現状の中、各自が全力をささげている。

 長丁場のシーズンは起伏も生じる。岩崎は「春先は大変ですから。我慢の時もあると思いますが、みんなで乗り越えていきたい」とチームの思いを代弁。タフな展開を耐えしのぎながら、勝利へのリレーを続けていく。