がんばっているのに家がなかなか片付かない。その原因は、思い込みにあるのかもしれません。夫婦2人暮らしでミニマルな暮らしを送るOdekoさん(40代)も、以前は「整えているのに整わない」家に悩んでいたそう。片付けの試行錯誤で見えてきた、「暮らしを整えるうえでの勘違い」を3つ教えてもらいました。

1:細々とした収納グッズをそろえすぎてしまう

以前の私は、「整っている収納」をつくることが片付けのゴールだと思っていました。見た目の整った収納に憧れ、ボックスや仕切りケース、引き出しなどを次々と購入。

【写真】小物収納に便利な100均アイテム

でも実際は、見た目がいっときキレイになっただけで、散らかる原因に。

収納を増やしたことで、片付け場所が細かく分かれ、元に戻すために「引き出しをあけて」「決まった場所に分別して」といった手間がかかり、だんだん面倒に…。気づけば、出しっぱなしのものが増えていました。

どんなに美しい収納でも、「戻しにくい仕組み」では続かないのだと実感。

今は、収納グッズをそろえることよりも、「元に戻しやすいかどうか」を最優先に考えて、収納をつくっています。

押しピンやメジャーなど、日常のこまごまとしたものや、お掃除ロボットの付属品・保管書類などは、100円ショップのファスナーケースを使って、分類ごとにざっくりと収納。

どこになにがあるかひと目でわかり、ワンアクションで戻せる。シンプルな収納に変えただけで片付けのハードルが下がり、出しっ放しのものがなくなりました。

2:便利な調理グッズをすぐに買ってしまう

キッチンは様々な便利グッズがあふれがち。みじん切り器やゆで卵メーカー、ホットプレート、サイズ違いのお玉・トング…。

「もっていて損はない」と思って増やしていった結果、収納スペースがぎゅうぎゅうに。

入りきらない道具はコンロまわりに並び、作業スペースがどんどん狭くなっていきました。

道具が多いと、調理のたびに、どかす・探すといった手間が生まれ、掃除も大変です。凝った料理をつくらない私の場合、便利グッズがかえって「手間を増やす存在」になっていたのです。

そこで今は、「よく使うものだけを残す」ことを意識しています。

便利グッズを減らして、よく使う道具だけが残ると、収納にゆとりが生まれ出し入れもスムーズに。キッチン全体がすっきりして、調理がはかどるようになりました。

3:「がんばれば片付く」と思い込む

以前は、家がキレイな人は毎日の家事をすごくがんばっている人のだと思っていました。

家をキレイにするために、疲れていても気力を振り絞って片付ける…そんなストイックな姿を想像していたのです。

でも実際にものを減らしてみると、そのイメージが一変しました。ものが少ないと、そもそも散らかりにくい。片付けも数分で終わるので、「がんばる」必要がありません。

ちょっと整えればすぐにリセットできる状態だからこそ、自然と毎日続く。キレイな家を保てることは、「努力の結果」ではなく、「仕組みの結果」だと気づいたのです。

私の場合、片付けができなかったのは、「がんばらなければ片付かない量」のものをもっていただけなのかもしれません。

キレイな家に近づくためポイントは、自分でコントロールできる範囲のものに絞ること。環境を整えれば、無理をしなくても暮らしは整っていくはずです。