二人で暮らし始めてすぐ、チエミさんから電話が…

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私は佐藤ユキエ、50代後半の専業主婦です。20代で結婚し、同時に夫の実家で義理の両親との同居を始めました。義父は近所でも評判の「女好きのトラブルメーカー」。義母が亡くなって、しばらくは気落ちしていた義父ですが、あっという間に元気を取り戻し、また女性とのトラブルを起こすように。まるで「やっと自由になった」とでも言わんばかり……

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<1話よりつづく>

最初はおとなしくしていたが…

義母が亡くなって、しばらくの間はおとなしくしていた義父ですが、ひと月も経たないうちに、また前のように出かけるようになりました。

鏡の前で髪を整えたり、服装を気にしたりと身なりを気にしている姿にうんざりしてしまいます。

ある日、しまい込んでいた昔のアルバムを引っ張り出してきて……。

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ある日、義父が…

「ケジメだ」と言って譲らない義父。

「どうせすぐ別れるのに籍なんて入れたら後が面倒だ」と反対する夫。

何度も話し合いましたが義父は聞き入れてくれず、最終的に「事実婚」という形で折り合いをつけることになりました。

二人で暮らし始めてすぐ、チエミさんから電話がありました。

浮気してるみたいなの

案の定、義父は決まった相手ができても、住む場所が変わっても、何一つ変わることはありませんでした。チエミさんがかつての私のように義父の後始末に奔走している…そんな姿が、簡単に想像できてしまいました。けれど私は「もう私の出番は終わった」と勝手に安心していたのです。

しかし数年後、チエミさんは病に倒れ、亡くなりました。

自分のそばにいた女性との別れが続き、さすがの義父も気落ちしていました。私は今度こそ、静かに老後を過ごしてくれるのではないか――そう思い、夫とともに義父に寄り添いました。

まさかこの先、義父が《最後の舞台》を見つけて、さらに厄介な事件を起こすとも知らずに……。

<第3話につづく>