加藤登紀子 新著出版記念で“ラブコール”「宮崎駿さんと語り合いたい」
歌手の加藤登紀子(82)が9日、東京・新宿で親族が経営するロシア料理店「スンガリー」で取材会を開いた。
3月に出版した新著「『ま・さ・か』の学校 ピンチはチャンス」(時事通信社)では、歌手の森繁久弥さんや、映画「居酒屋兆治」で共演した俳優の高倉健さん、とのエピソードが満載だ。
高倉さんとは、映画のPRのために九州に行ったといい、当時取材をした記者から、高倉さんが「健さん、ご自身だったら恋人と奥さんのどっちを取りますか」と質問されたことについて回想。考え込む高倉さんを、その場にいたたくさんの記者が呼吸を止めて答えを待っていたが、「分かりません…って言ったの。その雰囲気がすごかった」と振り返っていた。
自身の「まさか」については「結婚!」と即答。1972年に獄中結婚したことについて「皆さんにとってもそうだと思いますけど、この世に生まれて結婚するようなことがあるなんて!本当にまさかのことだと思うけれど、まさかは全ての始まりで説明ができないこと」と笑っていた。
歌手の尾崎豊さん、歌手の河島英五さん、アーティストのオノ・ヨーコ(93)などさまざまな人と出会い、刺激を与え合ってきた。
「いま会いたい人」について問われると、声優初挑戦をした映画「紅の豚」でメガホンを取った宮崎駿監督(85)といい、2023年に公開された映画「君たちはどう生きるか」を挙げ「いまの時代を隅から隅まで見て、号泣している宮崎さんが見える。いま会って語ってみたい」とラブコールを送っていた。
取材会には、森繁さんの長男の建(たつる)氏や、健さんの養女の小田貴月(たか)氏も出席。建氏は「登紀子さんとは父が亡くなってから交流が始まりました。垣根がなくて、どこにでも出入り自由。誰でもウェルカムなところが父と似ている」と目を細めていた。
5月9日の、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールから「加藤登紀子コンサート2026 明日への讃歌 ジーナの生きた100年」がスタート。コンサートでは、「紅の豚」でマダム・ジーナとして歌った「さくらんぼの実る頃」のほか、大ヒット曲「百万本のバラ」などを歌う予定。
6月20日に、東京国際フォーラムホールC、7月11日に千葉県文化会館でも公演する。
