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 今秋スタートするNHK連続テレビ小説「ブラッサム」のヒロイン、石橋静河(31)がこのほど、物語の舞台となる山口県岩国市でのロケを行い、取材に応じた。

 明治、大正、昭和と激動の時代に自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした物語。宇野の故郷・岩国の観光名所、錦帯橋などでロケを敢行した石橋は「通行を止めてしまったりの撮影だったのですが、どなたも怒ったりせず朗らかで“あー、愛されるドラマになるんだな”と感じるとってもいいロケでした」と充実感を漂わせた。

 タイトル通り、満開の桜に見守られた撮影に「春霞、優しい光の中で幻想的な風景に、ここで千代さんが生まれ育ち呼吸したんだ、ここから始められるんだと思うとうれしかった」とにっこり。

 宇野が残したエッセーや小説、生前の写真などあらゆる物に目を通し吸収して役に挑み「今までインプットしてきたものをやっとアウトプットできるんだ、という思い」と武者震いした。

 数々の恋愛・結婚歴に波乱に富んだ宇野の生涯には「何があってもポジティブで、最初は“宇宙人なのかな?”なんて思ったけれど、悔しいとかネガティブな感情を持っていて、実は普通に一生懸命生きた人」と分析。「苦しさに目を向けられる強さがあって、どんな事も乗り越えていける。演じていて楽しいです」と話し「ぶれたくないのは悲愴(ひそう)感のなさ」ときっぱり言い切った。「どんな事があっても“これは自分が選んだことなんだ”という強さ、明るさにつながればいいな。自分が自分の人生を生きるということが、結果いろんな人を奮い立たせるということが伝わる物語になれば」と力を込めた。

 長丁場の撮影となるが「お芝居の怪物のようなキャストの方々とスタッフの皆さんも“皆でいこう”という空気がすでにあって、とても幸せです」と結んだ。