【NASCAR】グッドイヤー400(ダーリントン・レースウェイ/日本時間3月23日)

【映像】車内で捉えた“珍プレー”、大胆行動の一部始終

 アメリカで絶大な人気を誇るストックカーレース、NASCAR(ナスカー)で、過酷な一戦を制し、開幕6戦で4勝という圧倒的な強さを見せたトップレーサーが、レース中に見せた驚きの行動が話題となっている。

 話題のシーンはアクシデントが発生し、レースがイエローコーションとなった201周過ぎのことだった。オンボードカメラがタイラー・レディックの車内の様子を捉えると、彼は白いチューブのようなものを手に取り、窓の外へ向けた。

 これには解説を務めた天野雅彦氏も「へっへ」と思わず笑い声を漏らす。天野氏は「あれ、クールスーツの水を捨ててるんですよ」と解説。「同じ場所にずっと水があると熱くなっちゃうんで。水は出しちゃった方がいいということですね」と、その理由を説明した。

 さらにレディックの対策はこれだけでは終わらない。水を出した直後、今度は氷が入っていると思われるジップロックを取り出し、手際よくレーシングスーツの下へ滑り込ませたのだ。レース開始前の時点で気温は30度に達しており、路面に近くクーラーのない車内は凄まじい熱気に包まれていた。文字通り「灼熱」の戦いのなかで、いかに体温を下げて集中力を維持するか、プロの執念が垣間見える瞬間だった。

 この珍しい光景に、中継を視聴していたファンからも「チューブが!」「クールスーツの水?」「レディックなにしてんのよ」「熱中症対策かー」「暑くてたまんねえんだ」といったコメントが殺到した。なかには「スーパーGTドライバーも言ってた、クールスーツ機能しないと逆に熱くなるって」といった、モータースポーツファンならではの鋭い指摘も見られた。

 車内での大胆な“給水・排水”作業をこなしながら、見事に今季4勝目を挙げたレディック。勝利への執着と、過酷な環境を生き抜く巧みなテクニックが合わさった、NASCARらしい一幕となった。(ABEMA『NASCAR Groove2026』/(C)NASCAR)