片道2時間「海沿いの僻地」へ異動になるも…退職して年収1200万円になった女性の回想
働き方改革やコンプライアンス遵守が叫ばれる今では考えられないが、昔は育休を取るだけで会社から露骨な嫌がらせを受けることがあった。
神奈川県の50代女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1200万円)は、30年ほど前、勤務していた一部上場企業で「育児休業取得第1号」となった。当時、育児と会社を両立しながらギリギリの生活を送っていたという。
その後、2人目の育児休業を取得し、いざ職場に復帰しようとした直前、会社から信じられない辞令が下った。(文:篠原みつき)
「悔し涙を流しながら通った記憶が鮮明に残っています」
命じられた異動先は、遠く離れた研修センターだった。
「急行の停まらない海沿いの僻地で通勤時間が2時間近くかかるようになりました。寂れた駅を降りると海風が強く吹き付け、雨が降ると傘がすぐに壊れるような強風の中を更に歩いて通勤します」
現場は宿泊を備えた研修施設だったが、数名しか勤務していない閑散とした建物だったようだ。女性は
「あきらかに左遷のような扱いに悔し涙を流しながら通った記憶が鮮明に残っています」
と当時を振り返る。
少しでも通勤を楽にしようと、急行の駅から自転車で通うことを思い立ち、自ら自転車を購入した女性。しかし、それを会社に持ち込むと叱られ、あろうことか自転車は廃棄されてしまったという。
「あの時の悔しさから起業を選択したことは結果的に良かったです」
理不尽な仕打ちの連続に、女性はついに会社に見切りをつけた。
「泣く泣く退職に至り、その後悔しさから起業して現在は年収1000万を超える会社経営者となりました。あの時の悔しさから起業を選択したことは結果的に良かったです」
露骨な左遷で会社を追い出された形だが、現在は成功を収めているようで何よりだ。
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