“手取り20万円OL”から独立成功…月商100万円女性社長が見た「起業に失敗する人」の共通点
そのため、1人や2人の意見に頼ると『自分の本当の強みはこれだ』と早合点してしまい、方向を誤る可能性がある。そこで私は、必ず10人以上に聞くことをすすめています。数を重ねると、バラバラに思えた意見の中から、不思議と同じキーワードやニュアンスが浮かび上がってくると思います」
◆お金を稼ぐ目的は…
×:お金は生活費や欲しい物を得るために稼ぐ
○:価値を生み出すことに対する対価として稼ぐ
「ここで自問してほしいのは、“自分にとってお金とは何か?”ということです。多くの人が生活費や欲しい物のために稼ぐと考えるのではないでしょうか。OL時代の私も、『お金は生活費や欲しい物を得るために稼ぐもの』と考えていました。給与が入れば家賃や食費、光熱費に充て、余った分で欲しい洋服や旅行を楽しむ。
それが当たり前であり、それ以上でも以下でもないと信じていました。だからこそ、給与が増えなければ『もっと節約しなければ』と思い込み、“お金=生活の維持に必要なもの”としか見ていませんでした」
だが、実際に独立して働くようになってから、この考え方が大きく変わったという。
「お金は単なる生活費の源泉ではなく、“自分が誰かに提供した価値の対価”だと実感するようになったのです。たとえば、講座を開催して参加者の方から『わかりやすかった』『勇気が出た』と言っていただいたとき、その喜びと一緒にお金が手元に届く。そこには単なる数字以上の意味がありました。『誰かの役に立てた』という実感こそが、お金を受け取る本当の力になるのだと学んだのです。
生活費や欲しい物のためだけに稼ぐという視点では、いつまでも不安と隣り合わせですが、“価値を生み出した対価”として受け取るとき、お金はただの紙幣や数字ではなく、人生を前向きに動かすエネルギーに変わりました。この意識を持てるかどうかが、豊かさを決定づける分かれ道になると思います」
◆実際に副業をするときは…
×:1人で全部をこなそうとする
○:得意な人と協業しながら仕組み化していく
働き方と人生の質を劇的に変えるには、“1人で全部こなそうとする”から、“得意な人と協業しながら仕組み化する”へのシフトが大切とも。
「私自身、業務を仕組み化するようになってから、受講者数が増えても質を落とさず対応できるようになりました。以前は10人でも精一杯でしたが、今では100人規模の講座でも安心して運営できています。これは単に人に任せただけではなく、“仕組みとして任せられる形”を整えたからこそ実現できました」
協業するときのポイントは、「自分の得意を活かし、相手の得意を活かす」こと。
「私は受講生に直接向き合い、場を盛り上げたり伝えたりすることが得意です。一方で、細かい作業や資料の整理を得意とする人もいる。それぞれの強みを組み合わせれば、1人では実現できない規模や質のサービスが生まれると実感しています。
独立直後の私は『全部自分でやらなければならない』と強く思い込んでいました。一見、誠実で責任感のある態度に見えますが、長期的には効率を下げ、心身の余裕を奪い、成長の機会まで狭めてしまいます。逆に、協業と仕組み化を取り入れることで、成果も時間のゆとりも大きく広がることができますよ」
【黒田知道】
