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11月9日にアメリカ大リーグを目指してポスティングシステムの申請を行った、九州学院高校(熊本市)出身の村上宗隆選手。

【写真を見る】2010年、当時小学5年生の村上宗隆選手

その、村上選手が通った野球塾に、元プロ野球選手も将来を期待する女子野球選手がいます。

響く快音「女の子では見たことない」

熊本市にある野球教室「PBA熊本校」。NPB史上最年少で三冠王に輝いた村上宗隆選手も小学生時代通っていた場所です。

ここで豪快なピッチングをみせるのは、中学3年生の寺本悠里選手。バッティングでも快音を響かせます。

PBA熊本校 今井譲二校長「バットスイングも速いから、体幹を鍛えれば将来楽しみ。正直、これぐらいの体でこれぐらいのことを出来る子は、女の子では見たことない」

かつて、アメリカ大リーグのロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ、寺本選手を指導する高野一哉さんも太鼓判を押します。

PBA熊本校 高野一哉さん「女子野球界でスーパースターになるという期待をしている。女子プロでも130㎞台がマックスと聞いている。120㎞近く投げる中学生は速い」

寺本悠里選手「女子の高校日本代表になったら、イチローと対決できる。そこで三振を取ってみたい」

成長を支える愛情ご飯

そんな寺本選手の身長は、同世代の平均身長よりも18センチほど高い、177cm。

さらに...食べる、食べる、よく食べる!

――好きな料理は?
寺本選手「唐揚げとカレー」

長洲町で弁当屋を経営する祖母が作ったご飯を求め、車で往復1時間半以上かけて、月に数回訪れています。

祖母 寺本美津子さん「準備いつもバタバタ。いつも急に来るから」

寺本選手「夜10時に『お腹すいた』と言ったらうなぎが出てきて。うなぎと、唐揚げもいっぱい。いつでも作ってくれる」

祖母 寺本美津子さん「何作っても食べるから作りがいがある」

今でこそ野球に打ち込む寺本選手ですが、3歳から7年間はクラシックバレエに夢中でした。

しかし...。

寺本選手「背が高いから、大人までバレエを続けるなら宝塚行ったほうがいいと言われたけれど、それは嫌だった」

バレエを続けながら様々なスポーツを経験していく中で、 野球に出会いました。

寺本選手「元々、力があったから遠くに投げられるのと、打って飛んでいくのが楽しいなって」

そこから野球一筋に。

しかし練習を重ねていくうちに、熊本の女子野球チームが抱える課題に気が付きました。

寺本選手「熊本は女子中学生の野球チームが1チームしかない。女子野球のチームをもっと増やしてほしい」

そのため、これまで一度も女子選手だけで試合をする機会がなく自分がどこまで通用するのか分からないままだと言います。

熊本県外のオープンスクールで女子野球部を体験したことで「自分の力が思った以上に通用すると初めて実感した」といいます。

そこで、寺本選手はこんな夢を持つようになりました。

寺本選手「まずは高校日本代表に選ばれること。女子野球といえば寺本だと思ってもらえるような選手になりたい。自分が女子野球を発展させる立場になりたい。最終的に、熊本に自分のチームを作りたい」

投げて!打って!大きな夢に向けて、進み続けます。