登壇した井上尚弥【写真:羽鳥慶太】

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「Lemino ペイ・パー・ビュー配信(PPV)」で中継

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、12月27日にWBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦を行うと正式発表された。7日、都内で会見に出席。大型興行「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」のメインイベントとなる。ホームでもアウェイでもない“第三国”のサウジアラビア・首都リヤドで開催。「ボクシングを界を盛り上げていきたい」と思いを口にした。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino ペイ・パー・ビュー配信(PPV)」で中継予定。戦績は32歳の井上が31勝(27KO)、25歳のピカソが32勝(17KO)1分。

 怪物がサウジアラビアのリングに上がる。井上は侍の甲冑や和太鼓がが並べられた会場で会見に臨んだ。「今回はしっかり倒し切りたい。勝ち方にこだわってボクシングを組み立てたい」と引き締まった表情で力強く言い切った。

 今年1月に東京でキム・イェジュン(韓国)、5月に米ラスベガスでカルデナス、9月に名古屋でアフマダリエフを下した。年内4戦目となるピカソ戦は、ホームでもアウェイでもない第三国での試合。サウジアラビアの首都リヤドでは、2019年から国際娯楽イベント「リヤド・シーズン」を展開しており、今回の興行も同イベントが主催する。井上は昨年11月にリヤド・シーズンと推定1900万ドル(約30億円=発表当時)ともされるスポンサーシップ契約を結んでおり、その縁もあって中東の大舞台に立つことになった。

「サウジアラビアは、ボクシングに限らず、いろんなスポーツ、エンタメを取り入れている国。そういった、盛り上がっている場所で試合をするのは大きな意味があると思っています」と強調。続けて「現状は限られた選手しか試合ができない。いろんな選手が出られるような興行になっていったら」と描いた。

 日本を代表する怪物は「リヤド・シーズンの興行に出場したり、ボクシング界の幅は広がってきている。若い世代に繋げていけたらという思いで、自分はしっかりと自分のボクシングをして、ボクシングを界を盛り上げていきたい」と先を見据えた。

 同興行には、井上と来春対戦が計画されている前WBC、IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)も登場する。また、前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)がIBFスーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)と対戦。世界3階級制覇を目指すほか、今永虎雅(たいが、大橋)、堤駿斗(志成)、堤麗斗(志成)が出場。日本人選手6人が参戦する。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)