山形放送

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初めて時給1000円の大台を超えました。山形県内の最低賃金について、労使の代表が協議する審議会は3日、1時間当たりの最低賃金を77円引き上げ、1032円に改正するよう答申しました。

労働者側と使用者側の代表が、県内の最低賃金について協議する山形地方最低賃金審議会は、異例となる2度の延期を経て山形市で会合を開きました。
議事では、県内の最低賃金を現在の955円から77円引き上げる案について、賛成多数で決議し、審議会の本間佳子会長が島田博和山形労働局長に最低賃金を1032円に改正するよう答申しました。中央最低賃金審議会は目安として64円アップとしていましたが、これを大きく上回りました。
過去5年間の県内の最低賃金の推移をみると2021年、2022年と800円台でしたが、おととし(2023年)には900円まで上がりました。さらに、去年は55円アップの955円となり、ことしはその上げ幅をさらに上回って上げ幅は5年連続で過去最高を更新しました。

連合山形 石川正樹副事務局長「消費者物価指数、特に食料の部分に関して県内は全国平均よりだいぶ高いので、77円アップだとだいたい8%弱ということで、だいぶ補えるかなという感じはしているので、1032円という結果についてはある程度評価できる」

一方で、大幅な引き上げによって中小企業や小規模事業者の負担が大きいとして、国に支援策などを求めることも示されました。

県経営者協会 丹哲人専務理事「大変厳しい数字。国への要望をぜひ聞き入れてもらいたい。秋田のように県単独で賃金引き上げをする事業所への支援を お願いできればと考えている」

新たな最低賃金の適用は12月23日からとなる予定です。