気象予報士が警告「海外モデルでは台風日本接近も」予測に誤差大で要注意

気象予報士の松浦悠真氏が、自身のYouTubeチャンネルで最新の熱帯擾乱（熱帯上乱）や台風の予測動向について詳しく解説した。動画タイトルは「【台風】No.3 海外モデルは複数が熱帯低気圧の沖縄接近を予測 その後本州への影響も？ 気象予報士解説（2025年6月7日夜配信）」。松浦氏は、最新の予報をもとに6月中旬の天気がどう動くのか、その可能性や注意点を視聴者に伝えている。

現在、フィリピンの東に低圧部が存在しているが、気象庁のモデルでは熱帯低気圧や台風への発達が見込めない予想へと変わってきていると解説。しかし、松浦氏は「寒気の影響が小さければ、発達をして熱帯低気圧、台風というふうに変わっていく可能性があるので、まだちょっと予測にかなり誤差があるという状態」とコメント。一方、米欧の気象モデルでは「GFSとしている通りになると、台風が沖縄に直撃するというようなシナリオが描かれている」とし、「主要な海外機関の予測では台風並みに発達した熱帯低気圧が沖縄や東シナ海に進むケースも示唆されている」とも述べた。

さらに、「もし熱帯低気圧にならなかったとしても、日本に非常に断湿な空気が流れ込んでくる可能性が高い」と指摘。その場合、「バイオ前線ではなく、熱帯気団による大雨が心配される可能性もある」と注意喚起を行った。松浦氏は、海外モデル間でも予測にずれが大きい点を強調。「日によっても全然違う予想が出てきているということで、相当まだこの予測に誤差が含まれている状態」と現状を分析した。

締めくくりとして、「台風が沖縄にやってくるというところを一つ念頭に置いて過ごしていただきたい」と視聴者に伝え、「毎日毎日最新の情報をお伝えしますので、次の動画もぜひご覧いただきたい」とメッセージ。今後も、状況を注視しつつ、最新の天気情報を提供していくことを約束した。