世界スーパーバンタム級、井上尚弥に敗れたルイス・ネリ【写真:荒川祐史】

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一夜明けSNSを更新

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われ、王者・井上尚弥(大橋)がWBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリメキシコ)に6回1分22秒TKO勝ちした。34年ぶりに開催された東京Dボクシング興行。敗れたネリは一夜明けた7日、SNSで再起を宣言した。

 初回に左フックを井上の顎に着弾させ、ダウンを奪ったネリ。しかし、そこからモンスターに盛り返されると、計3度のダウンを喫し、6回TKOで敗れた。ダメージの色濃いネリは決着後、すぐに立ち上がれず呆然。試合後、井上と健闘を称え合う握手を交わしたが、病院へ直行。関係者からは「本日のネリ選手のインタビューは大事を取って病院に行くため、実施はなしとなりました」とアナウンスされた。

 状態が心配されたが、ネリは一夜明けた7日にインスタグラムを更新。「俺たちはまだ最後まであきらめない。つまりここで終わりではない。俺はもっとインテリジェンスに、もっと強くなって帰って来る。メキシコ万歳!」とつづり、再起を宣言した。当初は井上に勝ち、あと1試合を戦って年内で引退することを明言していたが、まだリングへの情熱は消えていないようだ。

(THE ANSWER編集部)