彼は「ベクトゥはユギョンにはっきりと気持ちを伝えられませんし、シルムが好きで本当にやりたいと思っていることも認めません」とし「本音を隠しているのが少しもどかしかったです。それが魅力ですが、僕にはもどかしかったです」と、共感できない部分についても正直に伝えた。

また「ベクトゥには他人を過度に配慮する一面がありますが、実際の僕は自分を犠牲にしてまで他人に配慮はできません。自分がやりたいことをやらなければならない性格です。役者も仕事であり、現場は職場です。ベクトゥのそのような部分が、社会生活において学ぶ必要があるなと思いました」と語った。

共演したイ・ジュミョンについては「ケミ(ケミストリー、相手との相性)がとてもよかったと思います。慶尚道の方言に込められている特有の文化と情緒、そして単語のニュアンスについて正確に理解し、表現できる女優です」とし「ユギョンとしてソウルの言葉を使う時より、ドゥシクとして方言で演技する時がさらに面白かったです。お互いにたくさん笑いながら演技をしたので、ケミもよかったです」と満足感を示した。

共演俳優とのケミストリーを伝えていた彼は、話題を集めた制作発表会の衣装についても釈明した。当時、ブラックトーンの衣装だった他の俳優とは異なり、彼は一人だけベージュのスーツを着て、「グループチャットが別にあるのか」という話も出てきた。チャン・ドンユンは「本当にランダムだったんです。青春ドラマなので明るい色のスタイリングを予想したのですが、みんなブラックを選んでいました」と話して笑った。

彼は「おやじギャグが好きなんです。いつもくだらない話をして、自分の近況を投稿したりしています。食事の写真をアップしてメニューも共有して、『みんな何してる?』と書き込みます」とし「僕は共演者と親しくなって、『皆で頑張ろう!』という感じの雰囲気を作ることが重要だと思っています。リーダー役をするのには慣れています。これまでずっとそうでした」と述べた。

また「役者として活動してからも、僕がリードしてみんなと会食すれば、よそよそしい雰囲気で撮影するよりは確実に良い雰囲気になったと思います。自分から雰囲気を盛り上げようとします。最初はみんな負担を感じても、僕が静かにしていると心配するようになります。『どうして黙っているの』と。そしたら『いいえ、大丈夫ですよ』と答えます。ハハ」と笑った。

2016年のウェブドラマ「ゲーム会社の女子社員たち」でデビューし、「ソロモンの偽証」「ミスター・サンシャイン」「ビューティフルデイズ」「恋のステップ〜キミと見つめた青い海〜」「ノクドゥ伝」「オアシス」「今日もあなたに太陽を 〜精神科ナースのダイアリー〜」まで、数多くの作品に出演してきたチャン・ドンユン。彼にも挫折した瞬間はあったのだろうか。

これについて彼は「同僚俳優の中でも運よくデビューして、これまで継続して作品に出演できていることも運がよかったのだと思います」としながらも、「すごく楽天的に見えますが、僕にも悩みがたくさんあって、ストレスもたくさん受けるんです。仕事をすればするほど。デビュー初期は俳優として生きていく人生を信じることができなくて、『僕、今何してるんだろう』と考えたこともありました」と説明した。

続いて「今も仕事をしていて、これからもずっと活動するつもりですが、いつも悩んでいます。ここでは話せない苦痛もありますし。特定の人から無視されたり、侮辱されたり、仕事中に不当な扱いを受けたこともあります」とし「そのようなことを知らない方々は、僕のことを順調に活動していて、簡単に機会を得られていると思っていることがあります」と告白した。

そして「良い演技、良い俳優とは何なのか、悩みがますます深まっています」とし「圧倒的な演技を見せたい、という欲があります。どんな職業であれ、実力で負けたり、恥ずかしい思いをしたくはありません。俳優という道を歩くことになりましたが、今も一生懸命に頑張っています」とつけ加えた。

彼は自身の2023年と2022年を、“どこか渇きを感じて休まずに走った2年”と定義した。ワーカホリックである彼さえも、この2年のようには二度とできないという。そう話しながらも彼は、2024年も一生懸命に活動すると予告した。昨年や一昨年ほど衝撃的なものではないが、新しい挑戦ができるよう、次回作を考えているという。

最後にチャン・ドンユンは「自分の花? 僕はまだ咲いていないと思います。全盛期はなるべく遅くにやって来てほしいです。そう思うほどずっと成長していきたいです。成長が止まったら、全盛期が終わったということじゃないですか。常に成長、発展したいですし、『限界だと思ったのに、まだ成長しているんだ』と思われる俳優になりたいです。そのような意味で、まだ花は咲いていません。でもつぼみはあると思います」と語った。