自動運転車開発企業「Waymo」は完全自動運転タクシーサービスを複数の地域で展開しており、すでに累計配車回数が70万回を突破しています。新たに、Waymoは自社の完全自動運転車が人間が運転する自動車よりも事故件数が少ないことを示すデータを公開しました。

Waypoint - The official Waymo blog: Waymo significantly outperforms comparable human benchmarks over 7+ million miles of rider-only driving

https://waymo.com/blog/2023/12/waymo-significantly-outperforms.html



WaymoはGoogleの親会社であるAlphabetの傘下で完全自動運転車を開発している企業です。Waymoはすでにサンフランシスコやフェニックスなどの地域で完全自動運転タクシーサービスを展開している他、2023年10月にはUberのアプリからWaymoの完全自動運転タクシーを呼び出せるサービスも開始しています。

ついにUberで人間が運転する車の代わりに完全自動運転車を呼べるように - GIGAZINE



Waymoは配車サービスを70万回以上提供しており、完全自動運転車の総走行距離は2023年10月末時点で714万マイル(約1150万キロメートル)を超えているとのこと。Waymoは自社の完全自動運転車の安全性を示すべく、完全自動運転車と人間が運転する自動車の事故発生件数の比較データを公開しました。

100万マイル(161万キロメートル)当たりの「軽度な事故から重度の死亡事故まであらゆる傷害を伴う衝突事故」の発生件数は人間が2.78件だったのに対して、Waymoの完全自動運転車は人間と比べて85%少ない0.41件でした。また、100万マイルあたりの「警察が報告した事故」の発生件数は人間が4.85件だったのに対して完全自動運転車は人間と比べて57%少ない2.1件でした。



「警察が報告した事故」(薄い青)と「軽度な事故から重度の死亡事故まであらゆる傷害を伴う衝突事故」(濃い青)の発生率を地域別に比較したグラフが以下。完全自動運転車が起こした「警察が報告した事故」はフェニックスでは人間より51%少なく、サンフランシスコでは人間より70%少なかったとのこと。また、「軽度な事故から重度の死亡事故まであらゆる傷害を伴う衝突事故」はフェニックスでは人間より80%少なく、サンフランシスコでは人間より90%も少なくなっていました。この結果には「サンフランシスコでは人間による衝突事故の発生件数が全国平均より3倍高い」という事実が影響しています。



なお、Waymoは完全自動運転車の事故発生状況を正確に把握するために事故データの国際的な標準化が必要だと主張しています。