WRC「ラリージャパン2023」は53万人超を動員 豊田や岡崎に多くの観客が集う「ところでフォーラムエイトってなんの会社?」

写真拡大 (全48枚)

2023年11月16日〜19日に開催されたWRCラリー世界選手権第13戦 フォーラムエイト ラリージャパン2023は、4日間で延べ53万6800人の観客を動員し、盛況のうちに閉幕した。ちなみに9月に開催されたF1「Lenovo 日本グランプリレース2023」では決勝レース終了後に発表された観客動員数は、練習走行・予選・決勝の3日間で計22万2000人なので、単純に総観客数だけを比較した場合、WRCがF1を上回る観客数となった。



特設コースや展示会場、ステージ、サービスパーク(ピット)などが設置された豊田スタジアム
豊田スタジアムでは観客用スタンドが、岡崎中央総合公園では多くの観客エリアが用意されたことで、普段はラリーの情報に触れることが困難な人たちも足を運んだと見られる。



トヨタガズーレーシングのブースは大賑わい


豊田スタジアムの特設コーズではフォードのタナック選手とトヨタの勝田選手(奥)のデットヒートなど、熱い走りに多くの観客が声援を送った。
総合成績は、第1位 E.エバンス/第2位 S.オジエ/第3位 K.ロバンペラと、TOYOTA GAZOO Racing WRTが1-2-3位でフィニッシュを飾り、地元のラリーで表彰台独占の快挙を達成した。



最終日のセレモニアルフィニッシュ、表彰台では、大会のオフィシャルタイトルパートナーとしてフォーラムエイト代表取締役社長の伊藤裕二氏が優勝カップを贈呈した。



来シーズンは、2024年11月21日〜24日に同じく「フォーラムエイト ラリージャパン」2024として開催される予定だ。ところで「フォーラムエイト」ってなんだろうか・・解説しよう。

●岡崎中央総合公園も大盛況

大会3日目となる愛知県岡崎市の岡崎中央総合公園も豊田スタジアムと同様にスーパースペシャルステージ(SSS)の舞台になった。





岡崎といえば、現在、大河ドラマ「どうする家康」の舞台にもなっている話題の地域のひとつ。その影響力にあやかってか、エリア区分も本田忠勝の陣、井伊直政の陣、徳川家康本陣など、戦国武将の名称で区分されていた。



■岡崎中央総合公園(岡崎市SSS)観戦エリアガイド:


野球場などを含む広い公園の敷地内には多くの観客が詰めかけ、サークル(ドーナツターン)やアクセル全開で走り拭けるラリーカーに声援を送った。



サークルターン(ドーナツターン)の会場を観に集まった観客たち。カメラを持った人も多い
そしてドーナツターンの中心には味噌樽が置かれるという、不思議な光景を目にした。この味噌樽は八丁味噌の醸造に使用されるもの。八丁味噌は岡崎城から西に八丁、約870mの距離の八丁町で造られる特産品として知られている。



ドーナツターンの中心には味噌樽が置かれていた


車椅子専用の観覧席も用意されていた

●ドーナツターンを決めるトップドライバー達





味噌樽のドーナツターンを白煙をあげながらドリフトで決める勝田選手




ラリージャパン優勝を獲得したエバンス選手


2023年チャンピオンのロバンペラ選手


ヒョンデのヌービル選手も味噌樽を旋回


タイアから白煙を上げて豪快にターンするフォードのタナック選手
大きな公園なので、豊田スタジアム同様、各企業の展示ブースが立ち並び、特設ステージでは、岡崎城西高校の和太鼓や、えびすくい音頭の踊りが披露されるオープニングセレモニーも行われた。



岡崎城西高校の和太鼓によるセレモニー風景
トークショーとして、哀川翔さんや岡崎出身の中嶋一貴さん、ソルベルグさん親子などがゲスト登壇した。





ラリーコースに話を戻すと、ドーナツターンの後は、高速コーナーの後小さい複合ヘアピンコーナー、広場の周囲の直線を高速で駆け抜けるど迫力のラリーカーを間近で観戦する人も多かった。















観客のすぐそばをアクセル全開で駆け抜けるラリーカー








●ヒストリックラリーカーも走行

競技の後、ヒストリックラリーカーによる「アルペンクラシックカーラリー2023」の参加者がコースを走り、ファン達は昔、活躍した伝説のラリーカー達の勇姿を懐かしみながら楽しんだ。



















●「フォーラムエイト」ってどんな企業?

ところで、WRCラリージャパンのオフィシャルタイトルパートナー(冠スポンサー)の「フォーラムエイト」とは何の企業なのだろうか。ソフトウェア業界では知られている企業で、創業からソフトウェアパッケージ開発技術を基盤として、構造物設計をはじめ土木・建築設計を支援するソフトウェアと技術サービスを提供してきた。最近ではVR(バーチャルリアリティ)やメタバースを開発し、広くプロジェクト全体や交通・自動車研究、さらには情報システム全般に展開している企業だ。

●会期中はリアル&メタバースでラリージャパンを盛り上げたフォーラムエイト



会期中、フォーラムエイトは、会場である豊田スタジアムのイベントエリアに出展し、メタバースやラリーシミュレータを提供し、多くの来場者が体験していた。



豊田スタジアムのフォーラムエイト展示ブース(開場前)




フォーラムエイト展示ブースでは多くの来場者がVRやシュミレータを楽しんだ


また、豊田スタジアムメタバース空間を「バーチャル フォーラムエイト ラリージャパン2023」として公開し、大会を盛り上げた。



●2024年のラリージャパンもフォーラムエイトがオフィシャルタイトルパートナーに



2024年11月21日〜24日に開催されるフォーラムエイト ラリージャパン2024でも、2022年および2023年に引続きフォーラムエイトがオフィシャルタイトルパートナーとして全面協力することも発表された。