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ドイツ車とは争わない ドライバー中心のインテリアを

アルファ・ロメオは2025年、親会社であるステランティスの新しい電子(E/E)アーキテクチャを市販車に導入する予定だが、同ブランドCEOのジャン=フィリップ・インパラート氏は、これがインテリアデザインの全面的な刷新につながるわけではないと説明する。車載技術においてドイツ車と張り合うつもりもないという。

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「メルセデスがデジタル技術でやっていることは、もちろん尊敬しています」とインパラート氏はAUTOCARに語った。


アルファ・ロメオはドライバーに焦点を当てた内装デザインを開発しているという。

「しかし、アルファ・ロメオのお客様は車内に幅1.0mのインフォテインメント・スクリーンを求めているわけでも、200種類ものデジタルアシスタンス・システムのオン/オフを求めているわけでもありません」

「2025年、アルファ・ロメオはステランティス・グループのまったく新しい電子アーキテクチャである『STLAブレイン』を初めて導入します。しかし、クルマの伝え方やお客様へのアピール方法は変わらないでしょう。自分たちの強みを発揮し続けなければなりません」

アルファ・ロメオの顧客調査によると、同ブランドの購買層は、クルマにキャノッキアーレ(cannocchiale、伸縮式)のダブルカウルのインストゥルメントパネルを装備し、クルマのコンディションに関するドライバー固有の情報を表示しながらも、不必要な情報で混乱させないインフォテインメント・システムを望んでいるという。

「キャノッキアーレの導入は絶対です。モデルによっては、現在よりも大きなセンターディスプレイを持つことになるでしょう」とインパラート氏は言う。

「また、より大きなヘッドアップディスプレイに、まるで前方の道路に投影された『ゴーストカー』のようなものを表示させ、運転しながら自車の位置を確認できるようにするというアイデアも気に入っています」

「これはアルファがやるべきことのように感じます。クルマの運転をサポートし、そのプロセスに夢中にさせてくれる。3週間先の天気なんか知る必要はない、運転するためにここにいるのだから」

自動運転技術に関しては、「運転したい」と「運転されたい」という別々の走行モードを将来のモデルに搭載し、ドライバーは走行開始時にどちらかを選択することになり、半自動運転と完全な人間制御の間に混乱を生まないことを目指すという。

「しかし、どのようなシステムが付加価値をもたらし、どのようなシステムは排除すべきかを知ることが重要です」

「わたし達の仕事は、競合他社が持っているからと言って、あらゆる車線維持、利便性、衝突回避システムを提供することではありません。選択的(義務的でないこと)でなければなりません」