FIFAワールドカップのドイツ戦で、三重県菰野町出身の浅野拓磨選手が逆転ゴールを決め、日本代表は歴史的勝利をつかみ取りました。一夜明けた24日…。

 ひと際賑わいを見せているのが、三重県四日市市にある高級食パン専門店「朝のらしさ」。

男性客:
「(Q.浅野選手のゴール見ましたか?)見ましたよ!もう興奮して寝れなかったもんで。お兄さんがやってるってことで、初めて来た」




この店の店長は、浅野選手の兄・浅野晃平さん(29)。




オーナーは、浅野選手本人です。




兄・晃平さん:
「普段に比べて(今日は)2~3倍のお客さんが入っています。4種類の食パン含めて、今のところ80本くらい売れています」

浅野選手の効果で、24日は朝から大賑わいのお店。

男性客:
「もうないの?」

兄・晃平さん:
「そうなんです、完売してしまいまして。次の焼き上がりが15時以降で…」

男性客:
「弟が頑張ったからね」

昼前にはお店の食パンが完売してしまい、急ピッチで追加の食パンが焼き上げられました。




 晃平さんはドイツ戦を、自宅で観戦していたといいます。

兄・晃平さん:
「ゴール決めた瞬間、ぐっとくるものがあって、思わず涙出してしまいました。(LINEを送ったら)『ありがとう』と喜んでいました」

 24日は浅野選手のゴールを祝って、食パンを購入したお客さん・先着50人にラスクをプレゼント。




女性客:
「昨日の試合が素晴らしくて、ぜひ今日は来たいと。世界へ日本のすごさが今回分かったと思うので、もっともっと盛り上がっていってほしいです」

別の女性客:
「テレビで見て気になって、昨日のゴールもあって来ちゃいました。さすがですね、浅野選手の良さが出たプレーだったかなと思います」

「朝のらしさ」では25日からの3日間、食パンを買うと浅野選手の直筆サイン入りスパイクやマグカップが当たるクジ引きイベントも予定しているということです。

兄・晃平さん:
「次もぜひゴールを決めていただいて、ぜひグループステージを突破してベスト8、優勝目指してほしいと思います」

 浅野選手の母校・四日市中央工業高校=四中工サッカー部の伊室陽介監督(49)にも話を聞きました。

四中工サッカー部の伊室監督:
「ワンチャンスを絶対に活かす、その準備ですよね、そういう部分は本当に彼の良さですし、そういう部分が出せてたのかなと思います」




コーチとして指導した”教え子”の大活躍を、伊室監督は『予言』していました。




伊室監督(11月19日):
「負けている中で途中投入されたりとかもあると思うんですが、点を日本のためにとってほしいなと思いますね」

伊室監督(11月24日):
「(Q.事前のインタビュー通りになった)本当にうれしかったですね」

 今年9月、浅野選手が所属するドイツのリーグ戦で右ひざじん帯を損傷した時には…。

<サッカー部から浅野選手へのメッセージ>
「浅野拓磨選手!ケガからの復帰と、ワールドカップ出場期待しています」
「(本田圭佑さんのモノマネ)拓磨、久しぶり!圭佑やけど、もっと四中工魂見せてほしいよ」
「せ~の、ジャガー!!」




母校のサッカー部からのジャガーポーズで応援。浅野選手はケガから復帰し、初の大舞台で日本、そして世界を沸かせました。恩師は、彼の「言葉」に心を打たれたといいます。

浅野選手(試合後):
「このために4年前から準備していましたし、1日も今日の日のために妥協したことはなかったので、それがしっかり結果に出て良かったかなと思います」

伊室監督:
「『結果としてゴールが取れなくても、それは変わらずやってきたことなんだ』と素晴らしいコメントをしてくれたので。何が出せるかというのは結局は準備なんだと。選手とか今担当してる生徒たちにも、ぜひ彼のコメントを聞かせてあげたい」

後輩たちの憧れであり、これ以上ないお手本となった浅野選手。


伊室監督:
「「(LINEで)シンプルに『ナイスゴール!俺たちの誇り!』と。またチャンスが絶対来ると思います。結果は出してくれると信じてますし、変わらずしっかり応援したいと思います」