金曜夜に行われたブンデスリーガ第27節、VfLボーフムvsボルシア・メンヒェングラードバッハ戦は、ブンデスリーガ史上8度目となる試合中止という事態へと発展。その背景について主審を務めた、ベンヤミン・コルトゥス審判員が説明した。

 後半68分にホームであるボーフムのファンブロックから、ビールの容器が副審のクリスチャン・ギッテルマン氏の後頭部を直撃しており、同審判員はその場で膝をつき、コルトゥス審判員と共にピッチを後にする様子が見受けられていた。それから25分後に試合は正式に中止という運びとなっている。

 テレビのカメラの前に立ったコルトゥス審判員は、「観客席から、その時1人で立っていた腹心に向かって、中身が入った容器が投げつけられた」と説明。そしてその容器は明らかにギッテルマン審判員の頭部を直撃しており、そのまま病院へと搬送され「意識が朦朧としていた。病院に行って、そこでしっかりと検査を受けているところだよ」と述べている。なり第2アシスタントのフロリアン・ヘフト氏が付き添っているとのこと。

 コルトゥス審判員は、「今回のようにアシスタントレフェリーに対する暴行が行なわれたた場合、試合を中止するという以外の選択肢はもはやなかった」と強調しており、直後のギッテルマン審判員は「興奮状態にあった」のだが「アドレナリンが薄れると、本当の状態に気づいていくものだ」と言葉を続けた。


 シンジーロルツ競技部門取締役は「何より今回のことを謝罪するとともに一刻も早い回復と一切の後遺症が残らないことを切に願う。決して怒ってはならない事で本当に悲しく、到底受け入れられない」と述べ、主将のジモン・ツォラーは「ボーフムはこの2年で素晴らしい物語を描いてきたし、そのために日々努力している人たちにあまりにも失礼な行為だ」と非難。代理監督を務めたゲルハウスACは「恥ずべき行為」と糾弾している。