2000年代に入ってついに20人目のノーベル賞受賞者を出した日本=中国メディア
記事は、日本政府が2001年に「50年で30人のノーベル賞受賞者を出す」ことを目標に掲げ、当初は到底実現不可能だと揶揄(やゆ)されたものの、フタを開けてみると2000年からの21年間ですでに20人の日本人、あるいは米国籍を持つ日本出身者が誕生したと紹介。5日にスウェーデン王立科学アカデミーが、今年のノーベル物理学賞の共同受賞者の1人として真鍋さんを選んだと伝えた。
そして、米プリンストン大学の上席研究員である真鍋さんが同賞を受賞した理由について、地球の気候の物理モデル構築、量的可変性、気候変動予測モデル構築といった研究成果への評価であると説明。中国科学院大気物理研究所の成里京・副研究員が「これまで大気や気候に関する研究がノーベル物理学賞を受賞したことがなかったので、意外だった」としつつ、気候システムは非常に複雑なシステムであり、そのシステムと変動を理解することは非常に重要な研究分野と言えるため、今回のこの分野の基礎を築いた人物が同賞を受賞したことに対して「非常に嬉しい」と感想を述べたことを紹介した。
また、同研究所の俞永强・研究員が真鍋さんについて、二酸化炭素の気候に対する影響を数値モデルに基づき定量的に推計した先駆者であると説明した上で「ノーベル物理学賞と言えば、これまでは基礎物理学の研究成果が主な対象とされてきた。今回数値モデルを構築した人物に賞が与えられたことは、学術界全体にとって非常に喜ばしいサプライズだ」と語ったことを伝えている。
俞研究員はさらに、真鍋さんの同賞受賞が気候問題に対する世界の重視ぶりを表したものであり、数値シミュレーションは社会問題を研究する上で非常に重要なツールであるとの考えを示すとともに「真鍋さんが1960〜70年代にやってきた仕事は非常に先見の明があり、非常に深遠な影響力を持つものだった」と評価した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
