「中庸」こそが、日本の食文化が持つ優れた点なのだ=中国メディア
記事は、日本は平均寿命が世界トップクラスであると紹介。その背景には優れた自然環境に加えて、合理的な飲食の習慣があるとしたうえで、日本式飲食の長所や強みについて解説している。
まず、「中庸」こそが重要であるとし、1990年代に日本の青少年の体格や身体能力が急速に伸びた背景には、植物性タンパク質と動物性タンパク質をバランス良く摂取するようになったことと大いに関係があるのだと説明。また、野菜よりはるかに高い栄養価を持つ果物があったとしても、日本人はその果物で野菜の栄養をすべて代替できるわけではなく、やはりバランスが大切だということを強調すると伝えた。
次に、「腹八分目」も重要だとした。古くより「腹八分目」が提唱されてきた日本でも戦後に欧米の高脂質、高糖分の飲食文化が大量に入ったことで、現在では若者を中心に「腹十分目」まで食べるケースが多くなっていると指摘。この状況の中、日本国内では先祖代々伝承してきた「腹八分目」をはじめとする貴重な食習慣を維持し、健康長寿を維持することが日常的に宣伝、指導されているとした。
さらに、摂取する食物の多様性にも注目。海産物、豆類、イモ類、発酵食品、野菜、果物など実に多種多様な食材を、腹八分の原則を守りつつ少しずつ十分に摂取することで必要な栄養を確保しつつ、過体重を防いでいるのだと伝えている。
記事はこのほか、日本では伝統ある健康的な食生活を守ると同時に、外から入ってきた欧米型の食事に対する改良も積極的に行われてきたと紹介。欧米の食文化を柔軟に取り入れつつ、肉類の摂取量を適度に減らしてチーズやヨーグルトなどの発酵食品を多めに取り入れ、減塩を心がけるといった「東西の飲食文化を有機的に融合した食事スタイル」を生み出しているのだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
