メントスガイザー現象とは、ペットボトルに入ったコーラにメントス数粒を投入した際に急激に炭酸が気化し、泡が一気に数メートルの高さまで吹き上がる現象です。そんなメントスコーラを「1万リットル」という大量のコーラでやってみたというムービーがYouTubeに投稿され、大きな話題を呼んでいます。

10 000 ЛИТРОВ КОКА-КОЛЫ И МЕНТОСА 2 - YouTube

今回1万リットルのメントスコーラ作成に挑むのは、ロシアの人気YouTuberのMaxim Monakhovさん。



Monakhovさんは今回、1万リットルものコーラを使ったメントスコーラに挑みます。



まずはトラックで運ばれてきた1万リットルのコーラを搬入するところから。1本あたり1.5リットルのコーラをトラックからガンガン降ろしていきます。





全てのコーラを積み上げるとこんな感じの量。



コーラの総額は、44万6894ルーブル(約62万7000円)とのこと。



メントスコーラはその名の通り、通常はメントスを使いますが、今回はメントスではなく、メントスガイザー現象を引き起こすものの中でも価格が安い「重曹」を使います。用意された重曹はこんな感じ。



コーラに混ぜるとメントスコーラの威力が増す酢もガンガン購入。



材料の総額は70万ルーブル(約98万円)とのこと。



続いてコーラを入れる容器を用意します。1万リットルものコーラを入れるには巨大な容器が必要ということで、圧延鋼の廃棄場から超巨大ドラム缶を確保。



クレーンでトラックに積み込んで……



持ち帰って改造開始。傷やへこみなどを直してキレイにします。





最後はスプレーで「Coca-Cola」の文字を描いて……



1万リットルのメントスコーラ用の巨大容器が完成。



重曹を一気に大量に投下できる上部パーツも用意されています。この上部パーツの中央には、コーラを吹き出すための筒が取り付けられます。



実験は、だだっ広い野原でまだ夜が明けきる前からスタートしました。



ペットボトルから直接巨大容器にコーラを入れるのはなく、まずは青色のタルにコーラと酢を移します。



この作業中に、夜が完全に明けてしまいました。



コーラと酢を注ぎ込んだタルはクレーンで持ち上げて……



中身を巨大容器に注ぎ込みます。





続いて重曹を上部パーツにセット。



上部パーツはこんな感じで、下側から中身を排出できます。この排出機構で重曹を一気に投下します。



重曹を入れた上部パーツを取り付けて準備は完了。



後はレバー部分を固定しているヒモを切り落とし、重曹を注ぎ込んでメントスガイザー現象を起こすだけ。



ヒモのカット後は危険なのですぐに逃げる必要があります。1回目のチャレンジでは、クルーの1人がヒモを切り落とそうとするものの……



ビビりすぎて失敗。ヒモが切れる前に逃げ出してしまいました。



2回目のトライではヒモにナイフをガッツリ入れて……



スパッ



慌てて逃げ出す2人



2人が飛び降りた直後、上部の筒からは白い二酸化炭素が噴出。



続いて、噴水のようにコーラが吹き上がりました。



吹き上がるコーラは、巨大容器の何倍もの高さにまで達しています。



地面側はコーラの土砂降り。



横から見るとこんな感じ。巨大容器の5倍以上の高さまでにコーラが吹き上がっていることがよくわかります。



実験は大成功ということで、コーラを浴びながらMonakhovさんはガッツポーズして大喜び。



クルー一同もびしょ濡れの状態のまま抱き合って喜びを分かち合いました。