【五月蠅い】って読める?読めない!「読みたい漢字ファイル」vol.37
その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。
今回は、さわやかな五月にちなんでこちらの漢字です。
難読クイズでは割と有名なこの漢字。見たことありませんか?
「ごがつ…なわ?」ではないですね、なわは「縄」、糸へんです。
「五月」と書いて「さつき」と読むのはおそらくみなさんご存知でしょう。
でも「五月蠅い」は、「五月」の部分を「さつき」とは読みません。
こういった熟字訓の読み方の場合、言葉の意味を汲んでその漢字を当てている場合も多いので、ヒントはと言えば、やはり「五月」の「蠅」。
「蠅」、なんでしょう、虫へんですから、何かの虫ですね。なんでしたっけ、この字…

なんて考えていたら、五月の気持ち良い風に乗って,ウワサの「蠅」が一匹入ってきました。
ブーンブーンと円を描いて飛んで、もう、集中できやしません。
気がつけばいつの間にか2匹に増えて仲良くブンブン飛び回っています。
ちょっともう、いい加減にして。うるさーい!
あら?今なんて言いました?
さあ、もうわかりましたね。
正解は…

【五月蠅い=うるさい】です。

うるさい」には「煩い」という、もうひとつの漢字表記があるんです。
それでも、明治時代に使われ出したというこの「五月蠅い」の表記は、騒々しくてイラッとする状況を良く表していて面白みがありますよね。
五月、良い陽気になって、蠅たちが元気にブンブン飛び回っている状態を描写した素晴らしいこの当て字ですが、語源を調査していたところ、ある方のブログで「【八月蝉い=うるさい】でも良いのではないか」という衝撃のアイデアを発見してしまいました。
確かに暑い最中の蝉の声もうるさいんですよね。
それにしてもこのブログ主さん、作家になったら良いのではという素晴らしい言語感覚をお持ちですね。
では次回をお楽しみに…
まとめ/伊波裕子
こちらの漢字は読める? ↓
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