激しい降雪時にスタッドレスだけでは通行不可な区間が定められた

 異常気象による豪雪で、長時間のクルマの立ち往生がたびたびニュースになるが、それを受けて国土交通省が新しくチェーン規制区間を定めたのは話題になった。全国で13区間あるのだが、各区間とも降雪が激しくなった時点で規制が開始され、スタッドレスタイヤだけは通行不可。チェーンを巻いていないと通れなくなる。

 チェーン規制はスタッドレスでも通行可能という認識ではあるが、もともと高速道路や豪雪時の峠道などではチェーンを装着していないと通れないことはあった。大型トラックなどが一旦動けなくなってしまうと、通行が遮断されてしまうので、事前に区間を発表し、準備を促すのは重要だろう。

チェーンの力を借りないと対応できない主な路面3つ

 そもそもスタッドレスではダメで、チェーンを装着しないと対応できない場合はどういうシチュエーションなのか? これはスタッドレスの性能限界にもなるが、硬く凍結した路面。そして氷の上に水がある路面。さらにフカフカすぎる降雪路面だと、最近のスタッドレスはかなり性能がよくなったといっても、グリップさせるのは困難な場合が出てくる。

 また、スタッドレスでも普段は走行可能な路面でも、なにかの拍子にスリップするとそのまま滑り続けて止めるのが難しいときもある。

 一方、チェーンであれば金属部分ががっちりと食い込み、氷面や雪面に食いつくので、いざというときのグリップ力はスタッドレスを上まわる。だからといって、すべてチェーンで走るのは路面は痛むし、振動が大きく、乗り心地もよくないので、普段はスタッドレスのほうがいい。

 ただし、立ち往生してしまうとそれが原因で大規模な交通マヒにもつながりかねないので、必要に応じてチェーンも用意するようにしたい。もちろんチェーンを装着していないダメな規制区間が出た場合、装着していないと通してもらえないのであしからずだ。