視聴率一ケタに苦しむ『いだてん』の主役は中村勘九郎(左)から阿部サダヲ(右)にバトンタッチ

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連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

第1部には存在しなかったメディア非公開の「マル秘台本」が存在。アッと驚く演出があるのか…

視聴率一ケタに苦しむ『いだてん』の主役は中村勘九郎(左)から阿部サダヲ(右)にバトンタッチ

 NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』の第2部が6月30日から始まった。第1部は中村勘九郎(37)演じる"日本のマラソンの父"こと金栗四三(かなくりしそう)を中心に描かれたが、視聴者に馴染みが薄い人物とあって視聴率が低迷。第6話から第1部終了の第24話まで19回連続で一ケタ(平均視聴率は8.9%)という大河史上最低の数字をマークした。

「大河で近代史をやると数字が取れないのはわかりきったこと。しかも『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が20%台を連発するなど、裏番組が強いから苦戦するのは当然ですよ。そもそも、私は昨年、『いだてん』のマスコミ向け試写を観た時点で厳しいと思っていました。物語のナビゲーターを務める古今亭志ん生役のビートたけしの滑舌が絶望的に悪い。現代と近代を行き来する構成もわかりづらい。年配の視聴者はとてもついていけないと思いますよ。視聴率の低迷を受けて、NHKはメディア向けの取材会を毎週のように行うなど話題づくりに必死でしたが、制作統括のチーフプロデューサーが『どうしたらいいのかわからない』と頭を抱えていました」(テレビ雑誌記者)

 光明はある。第2部の主役は、’64年の東京オリンピック招致活動のキーマンとして知られる新聞記者・田畑政治(まさじ)役の阿部サダヲ(49)。スポーツ紙芸能担当記者によれば「阿部のテンポの良い演技は、マスコミ向けの先行試写会で好評だった」というのだ。

「他にも第2部でメインとなる水泳選手には斎藤工や『おっさんずラブ』で人気急上昇中の林遣都など、イケメンが揃っている。演出次第では女性視聴者を取り込めるでしょう」

 イケメン俳優たちが、一肌脱いでくれたら心強いだろう。たけしの演技でケチがついた古今亭志ん生の青年期は実力派の森山未來(34)が演じる。

「森山の落語シーンは指導している古今亭菊之丞もツイッターで大絶賛するほど好評でしたね。ショーケンこと故・萩原健一さんが演じる大物政治家の高橋是清の存在感も圧倒的でした。第2部の初回視聴率は前回から0.8%アップの8.6%。今後、二ケタに返り咲く可能性はあると思います」(ドラマ制作スタッフ)

 脚本を担当する宮藤官九郎(48)をはじめ、『いだてん』は社会現象となった朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の制作陣が作っているのは周知の通り。第1部では小泉今日子(53)、第2部では薬師丸ひろ子(55)ら『あまちゃんファミリー』が登場しているが、あの人気女優のサプライズ出演がウワサされている。

「ヒロインを演じた能年玲奈こと、のんですね。これまでも何度かサプライズ出演を取り沙汰されていましたが、希望的観測に終わっていた。ところが今回は違う。実は第2部にメディア非公開の"マル秘指定"された台本がいくつかあるんですよ。第1部は全話閲覧可能だっただけに、『いよいよ、のんの出演があるのでは?』とメディアは盛り上がっています。『いだてん』はすでに9月放送分まで撮り終えていますが、いまのところ、サプライズ情報は漏れてきていない。あるとすれば10月以降。のん出演となれば、二ケタ返り咲きは夢ではない」(前出のテレビ誌記者)

 第2部からの『いだてん』の巻き返しはサプライズキャストにかかっている。