19日、テレビ東京「FOOT×BRAIN」では「Jリーグ徹底討論!」と題し、サッカー解説者・都並敏史氏、北澤豪氏、秋田豊氏、三浦淳寛氏に加え、サッカージャーナリスト・戸塚啓氏、北條聡氏、木崎伸也氏による討論の模様を伝えた。

「2017年のJリーグはどうあるべきか」として、イギリス・パフォームグループと締結した2100億円の放映権料の使い道や、来季1ステージ制へ移行する是非を話し合った有識者ら。すると番組では「2016 独断で選ぶ Jリーグ俺だけのMVP」と題し、それぞれが考えるMVPを挙げた。

まず、サッカージャーナリスト3名が選ぶMVPは下記の通り。
戸塚氏:阿部勇樹(浦和レッズ)
北條氏:中村憲剛(川崎フロンターレ)
木崎氏:風間八宏(川崎フロンターレ監督)

まず、木崎氏は今季で川崎フロンターレを退団した風間元監督について「やはり面白いサッカーを見せるということにとことんこだわった監督だった。勝つ以上のものを見せてくれたという意味で、Jリーグに大きな財産を残した」と語るも、その去就を訊かれると苦笑いを浮かべた。

続いて、川崎を牽引する中村を挙げた北條氏は「本人とよく話すんですけど“中村憲剛史上最高”って言ってますから。毎年更新してる。年齢が重なっているのに。自分も納得するくらいのプレーしていますし、今年の川崎の躍進は当然彼の力もあります。逆に彼がいることで周りが活かされる」と語ると、同世代の阿部をMVPに挙げた戸塚氏も「(中村も)ありですけどね」と同調した。

その阿部については「彼の衰えない存在感というか、輝きを増す存在感みたいなところはすごい魅力的です。日本代表でも本人は引退しましたけど、まだできるんじゃないか」と続けた戸塚氏。さらに「パッと思い浮かぶのは、こういう(阿部や中村)年齢層の選手達。MVPって考えると若い選手じゃなかった」という。

またサッカー解説者4名が選ぶMVPは下記の通り。
都並氏:風間八宏(川崎フロンターレ監督)
北澤氏:村井満チェアマン
秋田氏:阿部勇樹(浦和レッズ)
三浦氏:西川周作(浦和レッズ)

木崎氏と同じく風間氏の名前を挙げた都並氏は「Jリーグに新しいサッカーの概念を植え付けた功労者。例えば、ペトロビッチのサッカー、柏レイソルのサッカー、非常に個性的で素晴らしい部分はあるんですけど、フロンターレと大きく違うところは、前者が組織から個人をうまくしていく考え方をとるのに対し、風間さんのサッカーは個人を伸ばして組織に繋がっていく。これって凄いこと。今までの日本サッカーにはないこと」と力説した。

また、村井チェアマンを挙げた北澤氏は「2ステージ制にしても、盛り上げていくJリーグを作らなければいけないっていう具体策を出しておきながら、1シーズン制に変えていかなければいけないという非常に難しい中にいて、うまく盛り上げながらもっていってる」と、リーグを盛り上げつつ大型放映権収入をもたらしたその手腕を評価した。

その他にも、阿部を選んだ秋田氏は「うまくいかない時も我慢ができる。本当にベテランで大人の選手がいるっていうのはレッズにはすごく大きな存在。彼が一番今年はよかった」といい、西川を選んだ三浦氏は「性格がすごいいい。あれだけいい選手で本当に謙虚。レッズがルヴァンカップ獲りましたけど、今シーズン、もし西川選手がいなかったレッズを想像した時に果たしてレッズは優勝できてるかな」と語っている。