学生の窓口編集部

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大学生のみなさんは大学でどんな学問を学んでいますか? 自分の学んでいる分野はまだしも、大学生の中には自分の学科以外ではどんな研究がされているのかよく分からない方も多いと思います。そこで、今回は、「えっ?こんな研究もしてるの?」という大学で実際に行われている研究を5つ紹介致します。

■1、ヤンキー暴走族の研究

社会学者で一橋大学大学院商学研究科の佐藤郁哉教授は、ヤンキー暴走族の研究をしています。著書に『暴走族のエスノグラフィー』や『ヤンキー暴走族・社会人』などがあります。

暴走族のエスノグラフィー』は、暴走族と共に生活して書かれているようです。専門は大衆文化のフィールドワークです。社会学を専攻している方は、EXILEなどのマイルドヤンキーについて研究してみてはいかがでしょうか?

■2、ゲイの研究

早稲田大学文学学術院の森山至貴講師は、ゲイの研究で2011年「<わたしたち>でいることの困難と技法 : 現代日本におけるゲイ男性のつながりの社会学的考察」で博士を取得しています。

著書に『「ゲイコミュニティ」の社会学』があります。作曲家、ピアニストとしての肩書もあり、多彩な才能を放っています。

■3、キャバ嬢の研究

同志社大学社会学部、京都大学大学院文学研究科修士課程修了の北条かやさんは、キャバ嬢の研究をしています。実際に2年間自らもキャバクラ嬢を経験しており、体当たりの研究をしています。

民間企業勤務を経て、『キャバ嬢の社会学』『整形した女は幸せになっているのか』を出版しています。

■4、J-POPの研究

大阪市立大学の増田聡准教授は、J-POPの研究をしています。著書に『聴衆をつくる――音楽批評の解体文法』『その音楽の〈作者〉とは誰か――リミックス・産業・著作権』『音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ』などがあります。

特徴的なアーティストなどを掘り下げて研究してみるのも楽しそうですね。

■5、オナニーの研究

東京大学大学院人文社会系研究科の赤川学准教授博士は、近代日本を舞台としたセクシュアリティが専門です。

著書の『セクシュアリティの歴史社会学』では、日本のセクシュアリティ言説形成過程に見出された一定のパターンを、オナニーに関する言説に焦点をあてて検証しています。社会学の学術雑誌『ソシオロゴス』では、『オナニーの社会史』を寄稿しています。

■最後に

以上、大学オモシロ研究5選についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? いろんなジャンルに関して情熱を以って研究している人がいるからこそ、私たちはその情報を受け取ることができます。大学生活はおそらくほとんどの方が人生で一度限りだと思います。自分の好きなジャンルをぜひ、振り切って研究してみてください。