渋谷渋谷でも、駅から少し離れた“奥渋谷”といわれるエリアは大人な雰囲気のお店ばかり。うるさいだけの若造がいないから、ゆったりとくつろげるのが大人にはありがたいのだ。

そんな奥渋谷の名店を厳選して、ご紹介する!



「土鍋ごはん桜鯛と鮭いくら」。季節などにより、具材が異なる。写真は一例
和食を身近に感じる心地よさ『ITEMAE』

代々木公園


愛らしいイラストが描かれた暖簾をくぐると、カフェのような空間が広がる。気軽に入りやすい設えは、「若い世代に、もっと和食を楽しんでほしい」というオーナーの想いをかたちにしたもの。

そんなカジュアルさの一方、料理は本格派。季節の土鍋ごはんは外せない逸品だ。



土鍋ごはんの〆は、こんな風に出汁をかけ、そのままズズッと・・・、これぞ口福だ!



内観




日向夏のおろしポン酢や奈良漬を入れた金山寺味噌を添えてでいただく「黒龍吟醸豚のグリル」
ひと捻り効かせた味の虜に『燦々』

渋谷


カウンター席越しに広がるフルオープンキッチン。ライブ感溢れる音や香りが、食欲をかき立ててくれる。

福井の銘酒『黒龍』の酒粕を餌に育った「黒龍吟醸豚」は、グリルまたはカツレツが選べる看板料理として常連客を魅了する。



内観




初鰹、桜鯛など「刺身おまかせ盛り合わせ」(写真は4人前)。日本酒「南」
旨い魚料理を日本酒で一献『二代目 葵』

神泉


神泉駅からすぐの場所に佇む正統派和食店。店名は、店主・里吉雄一郎氏の父が、かつて中目黒で『葵』という鮨屋を営んでいたことに由来する。

カウンターの棚には、河豚用やハモ用など立派な和包丁が飾られており凛とした上品な店内だが、お手軽な価格設定は嬉しい限り。刺身、煮魚、天ぷらなど多彩な魚料理をぜひ。



内観




「江戸前シャルキュトリー盛り合わせ」。「ナチュラルポップライフ」メニューは一例
趣ある空間で熊本食材に舌鼓『松濤 ノ木口』

神泉


立派な杉玉を目印に扉を開けると、落ち着いた大人の空間が広がる。熊本産のブランド鶏「天草大王」を使った、胸肉の昆布〆や白レバーの瞬間燻製などの盛り合わせ「江戸前シャルキュトリー」は必食。

カウンター内にある焼き場でじっくりと仕上げる串も名物だ。お酒は日本ワイン、ビオワイン、日本酒を主軸にそろえるこだわりよう。



お次は個室しかない隠れ家和食店!



油を搾ったあとのオリーブの実を食べて育った香川のブランド豚は、契約養豚場から直送。芳醇な甘さが魅力
※時期などによって、メニューの変動あり。
食通の大人たちが密かに通う神泉に佇む3室のみの隠れ家『のりこのごはん』

神泉


2016年12月に神泉町に突如出現した、「の」のサインが光る和な風情の店。いままで取材拒否だったこちらは、常連さんからのご紹介で『東京カレンダー』への露出が実現!

料理人・のりこさんが腕を振るう、オリーブ夢豚のしゃぶしゃぶコースがメイン。



バラ、肩ロースや茸盛りには、つけだれに生姜、九条ねぎ、パクチーなどを添えて、アレンジを楽しんで

2年構想で作られた、こだわりの自家製お出汁に潜らせるブランド豚の旨みに、口福が溢れ出す。お忍び感満載の3室のみの完全個室には、さあ誰を連れて行こうか!



左. 無農薬野菜をたっぷりと使用した、秋田県産の由利牛の焼きしゃぶサラダ
右. 前菜盛り合わせの次に出る、季節のお魚料理。太刀魚とマッシュポテトのオーブン焼き。写真はコースの一例



シックなウッドを基調とした落ち着く個室は、全部で3部屋。2部屋をつなげれば12名まで対応。会食や合コンから、お忍びデートまで、幅広く活用できる



エントランスに上品に飾られた器の数々。木・鉄・石・土・和紙を折衷主義的に表現し、「和」でもなく「洋」でもない、モダンな空間が素敵



外観


最後は、押さえておくとイバれそうなビストロ!



7時間煮込んだ「黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」
※時期などによって、メニューの変動あり。
酒のスペシャリスト&若手シェフ『MARTINI HOUSE』

神泉


15時開店、気軽にオーダーできるアラカルトとバイザグラスのワインや日本酒が充実し、遅めのランチにも早めのディナーにも有り難い。

シェフの宮澤政弘氏は、25歳の若さながらクラシックを大切にした料理が身上。



『シェ松尾』『ロオジエ』など最高峰のフレンチを経験したオーナーの金山幸司氏は、ワインスクール講師も務める人物。極上のペアリングを体験できる。



カルパッチョやキッシュ、フリカッセなどが一度に味わえる「一口フレンチ前菜盛り合わせ」



すべて異なるデザインのカトラリーは、ラギオールの「アンドレ・ベルディエ」