学生の窓口編集部

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食材の特売があっても一人では食べ切れないから、残念だが多くは買えない。あるいは、節約のために特売で野菜を多めに買ったところ、結局は使用しきれずに腐らせてしまった。といった経験、ありませんか?

もし思い当たるふしがあったなら、今後はぜひ冷凍庫を活用してみてください。

というのも、食材によっては、冷凍することで保存がきくことのみならず、時短調理ができたり、美味しさや栄養価がアップするというメリットがあるからです。

イメージ的には、冷凍したものは新鮮食材より栄養価がダウンしていそうですが、そうではなかったのです。ちょっと意外ですよね。

では、冷凍保存すべき食材についてご紹介していきましょう。

●時短調理につながる食材

鶏肉――鶏肉は皮部分が切りにくいのが難点。冷凍すると驚くほど簡単に切れるようになります。

パセリ――冷凍させておくと手でもんだだけでパラパラに。みじん切りの手間が省けます。

白菜・キャベツ――葉を1枚ずつ冷凍します。繊維質が壊れることで、短時間でも味の染み込がよくなります

大根――輪切りにして冷凍すると、白菜・キャベツ同様、味の染み込がよくなります。また、調味料を入れた保存袋に直接漬けて冷凍保存しておくとさらに簡単に、味の染みた美味しい煮物がいつでもいただけます。

タマネギ――スライスして冷凍します。調理の際、解凍せずに冷凍のまま炒めると、あめ色玉ねぎがスピーディにできます。

(※なお、基本的に食材は洗って水気を切ってから冷凍してください)

●栄養価がアップする食材

ブロッコリー――小分けにするなどしたうえで、塩を入れた熱湯でサッと30秒ほどゆで、水切りし、冷凍します。生のものと比べ、ビタミンCやルテインが増加するほか、βカロテンにいたっては、約4倍も栄養価がアップするそうです。

にんじん――使用の際の形にカットしてから冷凍します。冷凍したものは生のものより、ビタミンCやポリフェノールが増え、βカロテンは2倍、ルテインは3倍もアップするそうです。

ブルーベリー――冷凍することで、ビタミンCやポリフェノール、アントシアニンといった、目や肌に嬉しい成分が増えます。

●美味しさがアップする食材

小松菜――ゆでずに生のまま冷凍します。食べるときは、冷蔵庫で自然解凍するか、常温で解凍して(ゆでずに)いただきます。ゆでたものより美味しいうえ、ビタミンCもアップします。なお、ホウレン草はえぐみが出るのでおすすめしません。

しじみ――砂抜きをしてから冷凍します。うま味成分であるイノシン酸が増え 美味しさアップ。また、肝臓でアンモニアを解毒する働きがあり、疲労回復作用を持つオルニチンは4倍も増加するそうです。小分けにして冷凍しておくと便利です。

冷凍食材を使用すれば、加工食品に頼ることなく、ヘルシーで美味しい食事を手早く作ることができます。料理が面倒なとき、疲れているとき、何か一品欲しいときなどに備え、これらの食材を冷凍ストックしてみてはいかがでしょうか。

文・鈴木ゆかり

※参考

NHKためしてガッテン「すごい時短テクニック」(講談社)Antioxidants in Fresh and Frozen Fruit and Vegetables: Impact Study of Varying Storage Conditions. - Client Technical Report