子どもの教育に関心の高い中国人の保護者にとって、日本の子どもは自立心の高さにおいて理想的と捉えられているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 子どもの教育に関心の高い中国人の保護者にとって、日本の子どもは自立心の高さにおいて理想的と捉えられているようだ。

 中国メディアの網易は12日、中国の雑誌「世界博覧」に掲載された「日本の子どもはなぜ自分で登下校するのか」と題する記事を紹介した。

 記事はまず、日本では小学校に入学すると自分で登下校するのが慣例になっていることを紹介。この点について専門家が、「子どもは問題に直面する必要がある。迷子になったり、遅刻したりしても、子どもが自ら問題の解決策を探す必要がある」と述べていることを伝えた。

 さらに、日本では「指導員を配置したり、集団下校を実施したりするなど、安全対策がしっかりなされている」と評価。PTAの存在も子どもの登下校の際の交通安全を確保する面で大きな役割を果たしていると紹介し、あくまでも子どもが自立して登下校できる環境を保護者や教員、地域の人びとが努力のうえに構築していることを称えた。

また、近年の日本でも子どもを対象した犯罪が多発するなど、登下校時における子どもの安全を如何に確保するかという点が課題となっている。それでも記事は、日本は世界的に見て犯罪率が低く、有事の時には知らない人に助けを求めることができるほど「知らない人でも信用できる」社会であると指摘。中国を含め、日本以外の国では、知らない人はみな悪い人だと子どもは教わるとしつつも、日本の子どもは困った時に大人に助けを求めるという概念を学んでいると指摘した。

 人口抑制策として一人っ子政策(計画生育政策)を推し進めてきた中国では、子どもに対する過保護が問題になっているとの指摘がある。中国では一人っ子政策によって、1人の子どもに父親と母親、さらに4人の祖父母の愛情が集中し、子どもがわがままに育つという問題があった。

 中国の子どもたちは、自宅から学校がどれだけ近くても校門まで保護者に送り迎えをしてもらい、カバンも保護者に持ってもらうケースが少なくない。こうした中国の子どもたちと比べると、時には何キログラムにもなるランドセルを背負い、自らの足で登下校する日本の子どもたちに驚くのも無理はないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)