出版不況やSNSの発達などにより、「ライターが食えなくなる」、すなわち文筆業のみによって生計を立てることが難しくなった、または今後困難になるという議論があります。この問題を考えるうえでは、歴史を振り返り、そもそも「職業作家」はどうやって生まれたのかを考える必要があるでしょう。「宮仕え」だった紫式部、職業作家の先駆けといえる井原西鶴、そして名文家ながら生活に困窮した石川啄木や樋口一葉…。出版文化が花開