値上げの波が物流業界にも押し寄せている。ヤマト運輸と佐川急便がそれぞれ、約5年半ぶりとなる宅配便の運賃引き上げを発表した。背景には、コスト上昇に加え、トラック運転手の残業時間が制限される「2024年問題」への対応が急務だという事情がある。 値上げの理由は共通だ。物流業界では、電子商取引(EC)拡大で宅配荷物が急増。運転手の高齢化や過酷な労働環境も重なって慢性的な人手不足に陥り、賃金単価が上昇している