トリノMFアレッシオ・チェルチが移籍する場合の争奪戦に、ユヴェントスも加わる用意があるようだ。イタリアサッカー界最後の純粋なウィンガーであるチェルチについて、トリノのウルバーノ・カイロ会長が6月の放出を決めた場合、ユヴェントスには大きな犠牲を払って獲得に動く準備がある。

ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督は、今季9ゴールとトリノのチーム内得点王でもあるチェルチを非常に気に入っている。ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の下で完全にブレイクしたチェルチは、技術的にも性格面でも成長を遂げた。何より、3トップのウィングとしてもセカンドストライカーとしてもプレーできるユーティリティー性がある。

チェルチの成長ぶりはイタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督も見逃しておらず、実際に同選手はブラジル・ワールドカップに向けた招集において有力候補となっている。

ユヴェントスとトリノの間で取引をまとめるのは難しいことだが、最近は大きな動きがあった。アンジェロ・オグボンナやチーロ・インモービレを見れば分かるだろう。両クラブは以前よりも容易に話せるようになっており、最近もトリノがユーヴェFWセバスティアン・ジョヴィンコの状況を確認している。

そのジョヴィンコが、ユヴェントスのチェルチ獲得において大きな役割を果たすかもしれない。ユーヴェのマーケット担当者たちは、少なくともイタリア国内ではほかに真似できないオファーを準備しているのだ。インモービレの完全移籍、ジョヴィンコの完全移籍、さらにいくらかの移籍金である。

一方で、ユヴェントスは来夏、チェルチ以外にも3人のイタリア人選手を加えるかもしれない。2人はすでにユヴェントスの手の中にいる選手たちだ。マノロ・ガッビアディーニとドメニコ・ベラルディである。攻撃陣を一新する上での候補となる選手たちだ。ユーヴェは夏にジョヴィンコやファビオ・クアリアレッラ、ミルコ・ヴチニッチといった選手たちが去ると見られる。

ガッビアディーニはサンプドリアと共同保有する選手で、コンテ監督のお気に入りだ。素晴らしいフィジカルと戦術的なユーティリティー性を持ち、代表経験もある。サッスオーロと共同保有のベラルディは、すでに今季のセリエAで7ゴールを挙げた。19歳になったばかりだが、欧州におけるU-20クラスで最高のタレントの一人であることは疑いない。

3人目は、ダヴィデ・ザッパコスタだ。1992年生まれのU-21代表選手で、アタランタとアヴェッリーノが共同保有している。シュテファン・リヒトシュタイナーの後継者となる選手だ。