ゲーム特化のVRヘッドセットOculus Rift、開発者向けに販売開始
Oculus では8月にクラウド出資サイト Kickstarter で製品化資金を募っていましたが、id Software のジョン・カーマック や Epic Games のクリフ・ブレジンスキ、ウェアラブルコンピューティング研究を進める Valve のゲイブ・ニューウェルなどゲーム業界重鎮による推薦もあり、当初の調達目標 25万ドルを24時間以下で、最終的には10倍に近い243万ドルを集めています。
Kickstarter では300ドル以上の出資に対する成功時の見返りとして、つまりリスク前提で Rift Developer Kit を提供していたのに対して、今回のウェブ予約は開発者向けとはいえ一般的な商品と同様の予約販売です。価格は開発者バージョンの Rift ヘッドマウントディスプレイが1台と、SDKへのアクセス権で300ドル。米国外へは送料込みで345ドル。先着1000名については、初の Rift 対応ゲーム Doom 3: BFG Edition が付属します。出荷は2013年1月の予定。
開発者版 Rift の仕様は、超低遅延 6軸ヘッドトラッキングセンサ、視野角110度(対角) / 90度(左右)、解像度 1280 x 800 (片目につき640 x 800ステレオ3D表示)、DVI/HDMI およびUSB接続、重量 〜220gなど。
対応プラットフォームはPCおよびモバイルとされており、開発者キットそのままではXbox 360 やプレイステーションなどのゲームを遊ぶことはできません。またすでにステレオ3Dに対応するPC用ゲームについてもそのままでは対応せず、今のところは個別に Rift の広視野角に対応させる必要があります。
このため Oculus では、開発者バージョンはあくまで自前のタイトルを Rift 対応にしたり将来的なHMDゲームの可能性を見極める目的の開発者か、よほどのハードコアなマニア向けと位置づけています。今のところ発売日未定の製品版は、プロトタイプである開発者バージョンを元に解像度や装着感など多くの点を改善した製品になる見込みです。
