担当M(以下M):アジアカップ、日本は4回目の優勝を飾りました!! ぱちぱちぱち。

ラモス(以下R):やった!! おめでとう!! いろんなドラマがありましたが、すべての難しい試合でよくがんばってくれました。この大会でわかったのはアジアのいろいろな国のレベルが上がっているということ。特にオーストラリア、韓国、イラン、イラクは本当に強かった。その中での優勝ですからね、本当にすごいことだと思いますよ。

M:もう次のワールドカップが待ち遠しいのですが!!

R:それは早過ぎ(笑)。確かに日本は優勝したけど、強さがホンモノだったかというと、そうじゃなかった。準決勝の韓国戦にしても、決勝のオーストラリア戦にしても、相手が勝っていてもおかしくなかったでしょう? もし日本が本当に強いのだったら、まず韓国にはしっかり勝たなければいけなかった。まだまだやるべきことが残っています。まとまっているし、いい方向に向いていることは間違いないですけどね。

M:まだ物足りない部分があるのですね。

R:もっとシュートを狙ってほしかったですね。弱い相手に対してはシュートへの意識を高く持てるんだけど、強い相手になるとまだフィニッシュにためらいがあります。もっと自信を持ってプレーしていいんですよ。

M:選手についてはどんな部分が目立ちましたか。

R:香川は遠慮してましたね。本田圭もいい部分が出ていたけど、香川とか岡崎のほうが自分で突破していくから、相手にとっては怖かったはずです。組み立てる選手よりも仕掛けられる選手のほうが苦しい試合になると輝けるんです。昔で言うと澤登とか前園とかね。

M:ザッケローニ監督の采配についてはいかがでしょう。

R:僕が疑問に思ったのは韓国戦の采配でした。もちろん本田拓を入れたとき、本当は李を入れたかったというのはわかります。長谷部の負傷は想定外だったでしょう。だけど、その前に守備ラインを多くしたのが裏目に出ていましたね。あのときは中盤に走る選手を先に入れてもよかったんじゃないでしょうか。遠藤や長谷部が疲れているように見えましたから。実はドーハの悲劇の時も、同じように僕の足はパンパンでした。そんなことを思い出しながら見ていました。

M:いやな流れのまま迎えたPK戦でしたが、見事に乗り切りました。そして決勝を迎えます。

R:決勝戦の采配は見事でしたね。交代選手がみんな的中して優勝という結果に結びつきました。今野を左サイドに置いたのは自分の最初の構想と違ったかもしれないけれど、すぐに考え方を変えて策を練ったのはよかったと思います。

M:やっぱりワールドカップが楽しみになってきました!!

R:それはやっぱり早過ぎるけど、次の試合も本当に楽しみです。