「石炭でロケットが宇宙へ」が現実に、産業の転換が新たな価値を生み出す―中国

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石炭といえば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは火力発電の燃料だろう。ところが、今や石炭は航空用ジェット燃料へと変わり、ロケットを宇宙へ送り出すこともできるようになった。

中国の商業宇宙産業は、2023年には早くも液体運搬ロケットの時代に突入した。その燃料は石炭を原料とする航空ジェット燃料で、中国は世界に先駆けて石炭から航空用ジェット燃料を製造することに成功し、「石炭でロケットが宇宙へ」という夢物語を現実に変えた。

寧夏回族自治区銀川市にある化学工場では、石炭から航空用ジェット燃料を製造しており、石油から精製するよりコストを30〜50%カットできる上、純度、密度、燃焼性がより優れているという。

中国は、石炭は豊富だが、石油と天然ガスは乏しいエネルギー構造のため、石油に完全に依存することはできない。そこで中国は路線を変更し、国内の化石燃料で埋蔵量が最も多く、可採埋蔵量も1432億トンと多い石炭をさまざまな化学工業の原料へと変え、化学工業原料を石炭と石油化学工業で保証するダブル・セーフティネットとすることにした。

現在では、石炭から航空用ジェット燃料、生分解性プラスチック、高級潤滑油などの高付加価値製品を作ることができるようになり、石炭産業チェーンは絶えずハイエンドへと延伸し、石油化学工業のみに依存していた状況を打ち破り、国家エネルギー安全保障と産業の安全保障の防護壁を堅固に築き上げている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)