女性検事が大阪地検の元トップからの性被害を訴えている問題で、法相は5日朝の会見で「全職員を対象としたハラスメント調査を実施する予定」だと明らかにしました。

大阪地検の元検事正の北川健太郎被告は、部下だった女性検事に性的暴行を加えた罪に問われていて、女性検事はこれまでに検察庁などに対し、外部の専門家による第三者委員会を設置し、検察内のハラスメント被害の実態を調査するよう要望していました。

こうした中、平口法相は5日朝の会見で、検察庁が職場環境改善に向けて「全職員を対象としたハラスメント調査を本年度に実施する予定」だと明らかにしました。

女性検事が求めていた第三者委員会の設置については、「独立の観点の問題や関係者のプライバシー侵害などの恐れから極めて慎重に判断する必要がある」とした上で、実施予定の調査に「客観的な視点を加味する方策がないかを含めて検討している」と説明しました。

女性検事は、こうした発言を受け、検察庁による内部での調査は「全く無意味」とコメントし、「『調査をやりましたよ』という既成事実を作るためだけの姑息なやり方に憤慨している」として、改めて第三者委員会を設置するよう求めました。