「レズビアンここにいるぞ!」存在を知って欲しい… レズビアン公表のインフルエンサーがいま伝えたいこと
現在、SNSの総フォロワー約54万人、インフルエンサーの松澤海優さんは、自身がレズビアンであることを公表しながら活動をしています。2025年、中央大学の『ミス中央コンテスト』に出場し、グランプリを獲得。その名と、そのセクシュアリティーが広く知られるようになりました。
そんな松澤さんにこれまでの人生と、いま伝えたいことを聞きました。
■「さすがにこれは…」同性が好きだと気づいたきっかけ

松澤海優さん
「高校1年生の時に、どうしても好きだった女性の先輩がいて。同時にこの人なら好きになれるかも、と思っていた男性とお付き合いしていたんですけど、あまりにも好きの度合いが違いすぎて、さすがにこれは女性が恋愛対象なんだろうなって気づきました」
「中学生くらいの時から(恋愛対象は)どっちだろうどっちだろうって思って。ネットとかで“女性の先輩 好き 中学生”で調べました」
同性が好き。10代の頃にそのことに気づいたものの、最初はどうしたらいいかわからなかったといいます。
松澤さん
「同性を好きなことが正しいことだとは思わなかったというか。その当時は、当たり前のように隠してました」
■「レズビアンここにいるぞ!」存在を知ってほしい

そんななか、高校2年生のときにひっそり投稿した、同性の恋人との“カップル動画”が大バズリ。それ以来、レズビアンであることをオープンにしてきました。
松澤さん
「オープンにしてると、いろんな人に“初めてレズビアンに出会った”って言われることがすごく多くて。でも絶対に初めてじゃなく、みんな隠してるだけで」
「私が有名になって、“普通の女の子でも、普通にレズビアンなことがあるんだよ”って。“レズビアンここにいるぞ!”って」
レズビアンという存在を知ってほしい――明るく語る松澤さん。その背景には、家族に幼少期から言われてきた言葉がありました。
松澤さん
「“海優が男性を好きになろうが女性を好きになろうが、海優が連れてきた人なら受け入れるからね、2人まとめて愛すからね”って」
「恋愛だけに限らず、自分の選択肢を全部受け入れてもらって育ってきた」
こうした経験をもとに、レズビアンを公表してミスコンに挑戦。出場する前は不安もあったといいますが……
松澤さん
「マイナスなことを言われることも増えたんですけど、今は幅広い人が見てくれている印象。こういうコンテストに出るような女の子も普通にレズビアンで、ここに存在するんだよっていうことが伝わっていたらいいなと思います」
「私の話題が出てそれをきっかけにカミングアウトができたとか、そういう声がたくさん届いてすごくうれしかったです」
■世の中の流れは変わってきている でも…

近年、同性を好きだということを表で言える人が増え、世の中もだんだんと理解する人が多くなっている印象だと話す松澤さん。
松澤さん
「異性愛者の人にとっても、私たちの存在が当たり前になっていってほしい」
「めちゃくちゃいい流れだと思っています」
その一方で、まだ悔しい思いをすることもあるといいます。
松澤さん
「(自分がレズビアンであることを知った)女性に“私、無理だから”とか”私、男性が恋愛対象だからね”とか言われたときは嫌だったかな。レズビアンっていう内容が先に入ってきてしまうから、勘違いされることも多かったです」
「あと、性的な言葉をぶつけられることは多いですね。初対面の仕事の人から言われることもあって『もうやだ!』って思います」
■これからの世代が生きやすくなってほしい

それでも「レズビアン」を掲げて活動するのには強い思いがありました。
松澤さん
「昔、海外ドラマを見て、そのときに普通にレズビアンのキャラクターがいて救われました。こんな普通に存在できていいなーって思いました」
「だから、レズビアンって調べたら自分が一番上に出てくるようになれば、こんなミスコンでグランプリとってるような人もレズビアンなんだ、悪いことじゃないんだ。マイナスなことじゃないんだってなる」
「テレビに出るのも、調べるまでいってないけど自分のセクシュアリティーはどうなんだろう、みたいな人にダイレクトに届けばいいなと思う」
「これからの世代、これからの年下の当事者の子たちが生きやすくなればいいなって」
松澤さんは、世界的に性的マイノリティーの人権について考える『プライド月間』の6月にあわせて放送される特別番組、『news every.特別版 カラフルLife』にゲスト出演します。この番組では、性的マイノリティーのおかれた現状をふまえ、“ミンナの私らしい幸せのためにできること”を発信。6月6日午後4時30分から生放送されます(関東地方ほか)。