稽古場では強いけど…(C)日刊ゲンダイ

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 “荒れる5月場所”になりそうだ。

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 10日初日の大相撲5月場所。この2年間、土俵を牽引してきた1横綱1大関の休場が8日、発表された。

 横綱大の里(25)は昨年11月場所で負傷した左肩の状態が思わしくなく、先場所は途中休場。去る5月1日の稽古総見には出席こそしたものの、一度も相撲を取らずに帰路についた。

 これには印象を聞かれた八角理事長(元横綱北勝海)も、「稽古をしないのだから印象も何も……。(国技館開催で)お客さんもいるのに」と、苦言。8日に「左肩腱板損傷で1カ月間の加療を要する」と診断書を提出した。

 大関安青錦(22)は左足首を負傷。6日に出稽古先で痛め、現在は稽古どころか歩くのが精一杯という。今場所はカド番。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は「痛みが引けば出る方向で動いている」と、途中出場の可能性を語ったものの、厳しい状況であることには変わりがない。

 大の里はここ2年間で5回優勝し、安青錦は1年間で2回。今の大相撲を代表する2人が賜杯レースから遠ざかれば当然、優勝候補はもう1人の横綱、豊昇龍(26)──とはならないのが悲しいところだ。

 横綱昇進を決めた昨年1月場所以降、優勝ゼロ。取りこぼしが多く、優勝争いに絡むことはあっても賜杯には縁がない。

「場所前の稽古が好調でも結果につながらず、空回り。優勝から遠ざかるにつれて、さらにあせっている印象がある。『大の里と安青錦が不調なら、豊昇龍が優勝して当然』と言われるほど、信頼されていない。それどころか、協会内でも『早く優勝させてあげたい』という声すらある。勝って当然の横綱という地位を考えたら、屈辱の極みのはず。何とか奮起してほしいが……」(若手親方)

 結局、“サバイバル場所”になりそうな雲行きだ。

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 ところで、安青錦はいかにして相撲と出会ったのか。来日してからは日本語をどう覚えたのか。本紙日刊ゲンダイが実施したインタビューで、カルチャーショックから家族などについても赤裸々に語ってもらった。●関連記事 【もっと読む】安青錦が丸ごと吐露…相撲との出会い、日本語習得、「腹違いの兄貴」 は相撲ファンなら要チェックだ。