Bluetooth技術の標準化団体であるBluetooth SIGから、Bluetooth Core 6.3の詳細が発表されました。このアップデートでは測距精度を向上させ、無線効率を改善する新機能が導入されています。

Bluetooth® Core 6.3 技術概要 | Bluetooth® テクノロジー ウェブサイト

https://www.bluetooth.com/ja-jp/bluetooth-core-6-3-technical-overview/



Just released: Bluetooth Core 6.3 | Bluetooth® Technology Website

https://www.bluetooth.com/blog/just-released-bluetooth-core-6-3/

◆Bluetooth Channel Sounding Inline PCT Transferの改善

信号の位相差や往復時間からデバイス間の距離を測定する技術「Bluetooth Channel Sounding」において、位相差を測定する際に余分なデータを排除してオーバーヘッドを低減することで精度と効率が向上しました。

◆Bluetooth Channel SoundingにおけるPHY(物理層)固有の往復時間の導入

Bluetooth Channel Soundingにおいて、これまで往復時間はすべてのPHYに適用される値を使用していましたが、今後は各PHYごとに値を利用できるようになり、複数層を利用するシナリオにおいて精度とパフォーマンスが向上します。

◆Bluetoothのビット不足の改善

Bluetoothの発信・受信デバイス間で送信されるビット数はほぼ限界に達していて、コマンドに対する当初の512ビット制限や、Bluetooth LEのやりとりに対する64ビット制限は今後の仕様更新においてボトルネックとなっていたとのこと。今後はサポートされるコマンドのビットマスクを64オクテットから251オクテットに、LEマスクを8オクテットから255オクテットに拡張することで、制限を解消するとのことです。

◆Bluetooth ACPおよびC/I制限の緩和

Bluetoothの制御プロファイル「ACP」C/I制限の緩和により、電力効率の高い無線アーキテクチャを実現します。