「来週タイに帰る」観光ビザで入国し“月収100万円”稼ぐ女性たち。潜入記者が目撃した違法メンズエステの裏側
◆東南アジア系セラピストによる店舗が急増
そこに昨今では、東南アジア系セラピストによる店舗が急増している。働いているのは、主にタイ人とベトナム人女性だ。実際に“ベトちゃん”“ベトっ娘”など東南アジア女性の在籍をにおわせる店名も増えている。メンズエステ業界関係者が話す。
「こうした店舗で働く女性は、観光ビザで日本に入国して数週間働き、80万〜100万円を稼いで帰国することを繰り返すケースや、技能実習生として入国後、実習先の職場から逃げ出して不法滞在となった女性が働くケースが多いです。経営者は主に中国人で、日本人協力者の名義で借りた賃貸マンションでメンズエステと謳い、東南アジアの女性に本番行為を行わせています。最近ではラブホテルと連携し、フロアごと“ちょんの間”として貸し切るケースもあります」
◆料金相場は60分1万2000〜1万5000円
中国系通信アプリであるWeChatのグループチャットには東南アジアの女性の求人を専門に手配するブローカーが跋扈しており、数万円の紹介料を支払えば求人は簡単に行えるという。
店の料金相場は60分1万2000〜1万5000円で、前半は指圧やオイルマッサージ、後半に口腔性交や本番行為などを提供している。
「売り上げは40〜50%をセラピストが、50〜60%を経営者が手にすることが多い。人気店となると、一日あたり20人ほどの来客があり、延長料金やコスプレオプション、指名料なども含めれば月に1000万円近くの売り上げを手にする店舗も少なくありません」(前出の業界関係者)
◆記者が潜入すると、違法出稼ぎを告白
さらに実態を知るべく、記者は都内某所にある、東南アジア系違法メンズエステ店に潜入してみた。メンズエステ向けの広告サイトに掲載されたホームぺージには、10人以上の女性セラピストの写真が掲載されていた。中には、明らかに有名モデルの写真を加工したであろう写真も確認できる。
電話をかけると、外国なまりの日本語で「最寄り駅に着いたらまた電話してくれ」と言われ、マンションの住所がSMSで送られてきた。そして「マンションの下に着いたらまた電話してください。部屋番号、直接教えます」と慣れた口ぶりで伝えられた。
たどり着いた店舗は築40年ほどの10階建てマンションの一室だった。指定された部屋のインターホンを押すと、セクシーなワンピースを着た20代半ばくらいの女性が扉を開けてくれた。褐色で目鼻立ちがはっきりしており、一目で東南アジア系女性であることが窺えた。
◆裏メニューの説明を始められ…
1DKの部屋にはテレビなどはなく、部屋の真ん中に簡易マットレスベッドが無造作にあり、ベッドのすぐ脇には避妊具やローションが置かれている。女性は紙のメニュー表を見せながらアプリを立ち上げ、店長と思われる先ほどの男と通話を繫げた。
「ウチはAコース、Bコースあります。Aコースは本当に簡単なマッサージだけで、Bコースは気持ちいいサービスあります。みんなウチのお客様はBコースを選んでますよ。Bコースは50分1万1000円だけど1000円割引ある。だから1万円で大丈夫」
