欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、ベンフィカMFジャンルカ・プレスティアーニが同性愛に対する差別的言動を行ったとして6試合の出場停止処分を下すことを決定した。そのうち3試合は2年間の執行猶予が付く。

 プレスティアーニはホームで行った2月17日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメントプレーオフ第1戦で、レアル・マドリーFWビニシウス・ジュニオールに差別的な言動をしたことが試合中に指摘されていた。ビニシウスが主審に即座に告発し、主審が反差別プロトコルを発動したことで試合は一時中断。ただプレスティアーニは口をユニフォームで覆っていたことで証拠は確認できなかったこともあってか、プレスティアーニに対する処分はなく試合が再開されていた。

 その後UEFAはプレスティアーニに1試合の暫定的出場停止処分を下すとともに、調査の継続を発表。ベンフィカは決勝トーナメントPO第1戦と第2戦の両方で敗れたため、16強入りすることはできず敗退していた。

 そうしたなかでUEFAはプレスティアーニについて、人種差別的な言動ではなく同性愛に対する差別的言動があったと判断。UEFAのクラブ競技会と代表戦を対象に6試合の出場停止処分を下した。なお暫定的出場停止処分の対象となった決勝トーナメントPO第2戦で1試合消化したものとみなし、3試合については2年間の執行猶予が付くため、現時点では今後の2試合が出場停止になる。

 また、UEFAは国際サッカー連盟(FIFA)に対して出場停止処分を全世界で適用するように要請したことを伝えた。プレスティアーニは昨年11月にアルゼンチン代表に初招集されて3月シリーズでもメンバー入りを果たしていたが、北中米ワールドカップが出場停止の対象試合になる可能性が浮上している。