希少な動物とも遭遇! 『ホンジャマカ』石塚英彦が驚かされた「海外ロケの思い出」

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世界は知らないことだらけです

みなさん、ごきげんよう。ロケ中、外国人観光客に「ハロー」と話しかけたら、「こんにちは」と返され、赤面した石塚英彦です。

今回は、テレビの制作費がリッチだった頃に私が行かせていただいた海外ロケのお話です。

まずはスイス。私の頭の中には学校で学んだ「永世中立国」のイメージしかなく、「たぶん平和なんだろう」くらいの考えで成田空港を出発しました。

現地に着いてまず驚かされたのが、気候の良さ。成田では汗ばんでいた私の肌がサラサラなのです。ティッシュを一枚腕にかぶせ、するっと下に落ちたのはスイスが初めてでした。ぽっちゃりに優しい国です。

名峰ユングフラウの山頂に近い、標高3000m超の地ユングフラウヨッホに挑む当日、いつもの半袖にオーバーオール姿で観光課を訪ねると「君、死ぬよ」と言われました。現地はマイナス12度だと聞き、慌ててスーツケースからトレーナーを出しました。

ユングフラウヨッホまで、登山列車が連れて行ってくれます。膝を1ミリも痛めずに、3000mを登れる。ますますぽっちゃりに優しい国です。ただ、観光課の方が気になることをおっしゃっていました。「現地では、はしゃがないでくださいね」。

私は「はしゃぐのが仕事なのに」と思いましたが、山頂付近の駅から外に出てすぐに、その言葉の意味がわかりました。気圧が低く、はしゃぐとすぐ頭が痛くなったのです。

トイレによくあるカレンダーの写真でしか見たことがなかった先の尖った雪山に感動しつつも、短時間で下山しました。チョコレートやチーズフォンデュなど名物もたくさん。スイスはもう一度行きたい国です。

″癒やし″のウォンバット

次はオーストラリアのタスマニア島です。昔、映画『タスマニア物語』を観て、ずっとウォンバットにあこがれていた私には夢のような地です。オーストラリア本土から船でタスマニア島へ。島にはタスマニアデビルやウォンバットなど、珍しい動物がいました。

あこがれのウォンバットは、体長1m程のずんぐりむっくりの体型。私の腕の中にやってくると同類と思ったのか、すぐに眠りにつきました。可愛すぎる。

幸せに浸っていると、係員の方から「お尻が硬いので叩いてみて」と言われました。ゲンコツでウォンバットのお尻を叩いてみると、コンコンと音までします。それも可愛い。外敵から身を守るためだそうです。日本からジャイアントパンダがいなくなった今、次なる″癒やし″はウォンバットしかいません。

続いてはハンガリーのブダペスト。まずは街並みが素晴らしい。築100年は優に超える建物が建ち並び、街の中心にはドナウ川が流れています。夜にライトアップされるセーチェーニ鎖橋は、まるで真珠の首飾りのよう。街には多くの人々が行き交っていますが、ゴミ一つ落ちていません。朝早く、ホテルから窓の外を見たら、清掃員の方々が街をキレイにしてくださっていました。

景観だけではなく、エステやスパも充実しています。何より一番驚いたのは、コンビニのような店のレジ横に、フォアグラの缶詰が山のように積まれていたことです。日本では高級食材のフォアグラが、ファミチキ感覚で売られていました。

すべてをわかったような気でいましたが、まだまだ知らない国、見たことのない景色がたくさんあります。国内も素敵ですが、体力に余裕があるうちに、みなさんもぜひ海外へ。

『FRIDAY』2026年4月17・24日合併号より

文・イラスト:石塚英彦

’62年、神奈川県生まれ。恵俊彰とのコンビ「ホンジャマカ」で活動、「元祖!でぶや」(テレ東系)などのバラエティに加え俳優や声優としても活躍。現在、「よじごじDays」(テレ東系)の金曜MCとして出演のほか、YouTubeやInstagramにも注力している